「目が見えないことをどう表現するのか……役づくりも苦労しましたし、演じていてもとても大変でしたが、だからこそチャレンジのしがいがありました」
そう話すのは、最新主演映画『SEE HEAR LOVE 見えなくても聞こえなくても愛してる』(6月9日、Prime Videoにて独占配信開始)で次第に目が見えなくなる漫画家・泉本真治を演じた山下智久(38)。
視覚障害者の話を聞いたり、目隠しをして日常生活を送ったりとさまざまな方法で役をつかんでいった。
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「いちばん意識したことは、手の動きです。目が見えないと本当に音だけが頼りで、匂いや感触というものに敏感になることを実感して、この作品のテーマでもある“何かを失えば何かを得る”とは真理を突いているなあと思いました」
約6年ぶりとなるラブストーリーは、生まれつき聴覚障害のある相田響(新木優子)とのせつなくも温かい愛にあふれた物語だ。
「真治が彼女に引かれたのは、目が見えなくても感じられるほどの大きくて深い愛があったからだと思います。自分のことよりも相手のことを大切に思えるってすごく素敵だし、そんな女性がいたら心が動かされますよ」