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「ワグネル」プリゴジン氏がブチギレ発信!ついにロシアでクーデターか

アサ芸Biz

「エリート官僚のクズどもよ! お前たちの子供を戦場に連れてこい! 子供が死んだら葬式に出して埋葬しろ! そしたら市民も納得するだろう。だが、エリートが自分の子供を戦争から守り、庶民の子供が戦争で死んでいく状態が続けば…このままではロシア革命がまた起こる。まず兵士たちが立ち上がり、その家族が立ち上がる!」 

 ロシアの民間軍事会社「ワグネル」のエフゲニー・プリゴジン氏がメディアのインタビューに答えて吠えまくったのは先月25日のこと。そして、モスクワがドローン攻撃にさらされた翌日の31日には、

「小汚い官僚のケダモノども!お前ら、太ったけつに高いクリーム塗って呑気に座っていたんだろう。ふざけるのもいい加減にしろ!」

 こう怒りをブチまけたのである。
 
 ウクライナ侵攻のキーマンであるプリゴジン氏は、今年に入ってロシア中枢との関係に軋轢が生じており、SNSで積極的に情報発信している。軍事作戦に大きな支障が生じていることは西側メディアだけでなくプリゴジン氏本人も認めているところだ。

〝プーチンの私兵〟とも呼ばれ、現在も最前線で部隊を展開しているワグネル。だが、そのトップであるプリゴジン氏は、ウクライナ当局にロシア軍正規部隊の位置情報を教えようとしたとの重大な裏切り行為が報じられたこともある。

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「米主要紙『ワシントンポスト』は、5月14日付の記事で独自入手した米国防省の機密情報をもとにスクープとして伝えています。ウクライナ軍を激戦地バフムト周辺から撤退させるために提案した条件だと見られていますが、理由はともあれ事実なら友軍を危険に陥れるとんでもない背任行為です」(軍事ジャーナリスト)

 だが、プリゴジン氏に関しては、これよりもっとヤバい話が以前から流れている。それはクーデターによるロシアの政権転覆。今年3月の「ニューズウィーク」は、欧米諸国が彼の後ろ盾になる可能性まで指摘している。

「停戦とウクライナからの完全撤退、戦後補償に核兵器の放棄を受け入れるなら十分ありうる話です。NATO(北大西洋条約機構)側にしてみれば、仮に失敗してもロシアの戦力ダウンに繋がるし、メリットは大きい。例えば、プーチン大統領が亡くなるか病気で職務が遂行できなくなった場合、もしくはロシアがさらなる窮地に立たされたタイミングで行動を起こすことは十分あるでしょうね」(同)

 プリゴジン氏がジョイグ国防相、ゲラシモフ軍参謀総長と犬猿の仲であることは周知のこと。「ワグネルが死ぬ運命にあるなら、それはお前たちクズ官僚たちのせいだ」と公然とののしるダークヒーローは今後どう動くのか。
 
 クーデターという予想外の形で戦争が終結に向かうシナリオもゼロではなさそうだ。

*画像はワグネルのSNSより

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