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負傷で戦線離脱中のナダルが関節鏡手術を実施!結果は37歳の誕生日に明らかに<SMASH>

THE DIGEST

 左股関節の故障で長期離脱を強いられている男子テニス元世界王者ラファエル・ナダル(スペイン/現世界ランク15位)が、故障部分の詳細を知るために関節鏡手術を受けたことが現地6月2日、ATP公式サイト他複数のメディアによって明らかとなった。 

 今年1月の全豪オープンで左股関節を負傷して以降は、戦線を離れて治療に専念してきたナダル。当初は、北米ハードコートシリーズをスルーして欧州クレーコートシーズンでの復帰を目指したが、これまで酷使してきた身体は簡単には回復せず。復帰戦に想定していた大会を次々とスルーしていた。

 そして5月18日には自身が運営するアカデミーで記者会見を開き、過去14度の優勝を誇る全仏オープンの欠場を発表。同時に「ツアーを離れるのは1カ月半かもしれないし、4カ月かもしれない。今は復帰の時期がいつになるのかはわからない。僕の目標は、来シーズンを楽しく過ごすために、自分自身を休ませることだ」と語り、さらには「おそらく2024年がキャリア最後の年になるだろう」と現役引退も示唆した。
  とはいえ、ナダルは可能であれば今シーズン終盤に開催されるデビスカップ(国別対抗戦)での復帰を目指すとも明かしている。であれば、復帰までに残されている時間は決して長いとは言えない。それゆえにより高精度な治療を施すべきだとナダルやチームが判断して今回の手術に踏み切ったと思われる。

 関節鏡による股関節への手術は、バルセロナの病院でフィリポン、ビラロ、ルイス・コトロの3医師によって実施。手術の結果は、ナダルの37回目の誕生日となる現地6月3日に明らかになるという。

 1年前の全仏オープンでは、左足の神経に痛み止めを打ちながら戦って14度目の戴冠を果たすなど、これまでも数々の困難を乗り越えてきた鉄人ナダル。今回実施された関節鏡手術が良い結果をもたらすことを多くのテニスファンが願っている。

構成●スマッシュ編集部

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