昨年の全米女子アマを制した馬場咲希さんを、中学1年から指導しているのがプロコーチの坂詰和久(さかづめかずひさ)、通称『わきゅう』だ。坂詰コーチと20年以上の付き合いがあるベテラン編集者Oが、謎キャラコーチの気になる話を聞き出す! 今回は坂詰コーチのティーチングの基になっている「TPIメソッドのスクリーニングテストその2」がテーマだ。
上半身と下半身を分離して動かす
O編 TPIのスクリーニングテストについて聞いてるけど、アベレージゴルファーには、最低限4つのテストをやってもらいたいってことだったよね。1つめは骨盤傾斜のテストだったけど、2つめは?
坂詰 骨盤回旋です。これは、アドレスした状態で、骨盤だけを左右に回旋できるか、というテストです。
O編 詳しく教えてよ。
坂詰 両腕を胸の前で組んで、5番アイアンのアドレスを作ったら、上半身を一切動かさず、その場で骨盤を回旋させるんです。
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O編 こ、こんな感じ?
坂詰 お、分離動作はできてますね。でも、ちょっと腰が後ろに引けちゃうかなぁ。
O編 分離動作ができてるって?
坂詰 上半身を動かさずに骨盤を動かせる。つまり、上半身と下半身を分離させて動かすことができるってことです。実は、これができない人、結構多いんですよ。
O編 骨盤だけを動かそうとしたとき、上半身がつられて動いちゃうってことかな?
坂詰 そういうことです。