【DRAGONGATE】ドリーム前哨戦で吉岡が王者・菊田と真っ向火花 「YAMATOvsヒロム」に対抗意識で「凄い戦い」約束

『RAINBOW GATE 2023』後楽園ホール(2023年6月2日)
○吉岡勇紀&ドラゴン・ダイヤvs菊田円&ドラゴン・キッド×

　7・2神戸ワールド大会でのドリームゲート王座戦へ向けた前哨戦が幕開け。吉岡が王者・菊田と真っ向から火花を散らした末に勝利し、同大会での「YAMATOvs高橋ヒロム」戦への対抗意識をむき出しに「俺たちにしかできない凄い戦い」を誓った。

　5・5名古屋大会でドリームゲート王座初戴冠を果たした菊田。「初防衛戦の相手は決めている」と指名した吉岡とのタイトルマッチが年間最大のビッグマッチ7・2神戸ワールド大会で実現することになった。

　この日、王者・菊田がキッド、挑戦者・吉岡がダイヤとそれぞれ組んでの前哨戦で激突。先発で飛び出した両者はめまぐるしい読み合いを展開し、吉岡がショルダータックル合戦に競り勝つ。ダイヤとともにキッドに集中砲火を浴びせて主導権を握った。

　2度目の激突でも吉岡が打点の高いドロップキックを放って先制。逆水平合戦、エルボー合戦で真っ向から意地を張り合い、こん身の一撃で吉岡が押し込み、菊田の垂直落下式高速パイルドライバーも阻止。菊田がフロントハイキックを見舞えば、吉岡はローリングエルボーで応戦。菊田が変型サイドバスターで叩きつけても、すぐさま垂直落下式ブレーンバスターでやり返した。

　終盤には強烈なバトルフックで菊田を撃退すると、最後はフロッグスプラッシュでキッドから3カウントを奪取。吉岡がドリーム前哨戦第1ラウンドを制した。「おい、菊田。初めての前哨戦、この俺が勝ったぞ!」と勝ち誇った吉岡は「ナメてかかると痛い目見るぞ。これが吉岡勇紀だ! もっともっとぶつかって来いよ」と菊田に通告した。

　これには王者・菊田も「さすがです。それこそが俺が背中を見て憧れた吉岡さんですよ。7月2日、神戸ワールドまでちょうど1ヵ月。正々堂々、恨みっこなしで戦い抜きましょう!」と呼応。すると吉岡は「その調子なら何の心配もないね。思いっきり神戸ワールドぶつかってこい」と返答し、「7月2日、菊田と俺しかできない最高の戦いを見せるので、皆さん楽しみにしてください」と誓ってみせた。

　バックステージで吉岡は「YAMATOと高橋ヒロム、主役はそいつらじゃない。俺たちドリームゲートの戦い、それが主役だ。絶対に俺たちは負けねぇぞ」と同じ7・2神戸ワールド大会で実現するドリーム対決に対抗意識をむき出し。その間接的な勝負も制したうえで6ヵ月ぶりの頂点返り咲きを果たすつもりだ。

【吉岡の話】「最初の前哨戦、この俺が勝った。あいつとは2ヵ月越し。7月2日、神戸ワールドでは俺たちにしかできない戦いができると思ってる。YAMATOと高橋ヒロム、主役はそいつらじゃない。俺たちドリームゲートの戦い、それが主役だ。絶対に俺たちは負けねぇぞ。楽しみにしとけよ」