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巨人なぜ勝ちパターン固定できない? 中継ぎ結果残せず…「監督・首脳陣の覚悟必要」元コーチ指摘

J-CASTニュース

プロ野球巨人が中継ぎの「勝ちパターン」を固定できずにいる。2023年6月1日時点でチーム防御率はリーグワーストの3.94。5月17日にはオリックスから交換トレードで鈴木康平投手(29)を獲得し戦力を補強したが、守護神・大勢投手(23)につなぐまでの継投が確立されていない。

「選手を使う側が覚悟すれば固定はできる」

5月30日に開幕したセ・パ交流戦直前の阪神3連戦(26日~28日)では、いずれも中継ぎが7回に失点し3連敗を喫した。現在リーグ4位につけ上位浮上には中継ぎ陣の立て直しが急務となる。J-CASニュースは、巨人で戦略コーチを務めた橋上秀樹氏(57)に投手陣の現状を分析してもらった。

橋上氏は「選手を使う側が覚悟すれば固定はできる」とし、「固定できないのは『選手が期待ほど活躍してくれない』『抑えてくれない』という言い分があるでしょうが、最終的に固定できるかどうかは監督なり、首脳陣が『少々打たれても目をつぶって固定する』という覚悟が必要になってくる」と解説した。

今季は中継ぎ陣が精彩を欠き試合の終盤に失点するケースが見られるが、橋上氏は選手個々の能力は他球団の選手と変わらないと指摘し、中継ぎ陣が結果を残せない理由を次のように説明した。

「例えばヤクルトの場合、清水(昇)投手、石山(泰稚)投手が今では自分の役割を確立できているが、ここに至るまでは首脳陣がある程度目をつぶるなり我慢という期間がありました。ヤクルトの場合、戦力的に代える選手があまりいないということもありますが、結果的に固定ができて活躍をするようになってきました」

「巨人は少し悪かったら代えてしまう」

そして「巨人の場合は代わりのメンバーがある程度いるので少し悪かったら代えてしまう。固定する前に代えてしまうので選手も落ち着かないと思います。1回の失敗が尾を引くだとか、失敗したら後がないだとか。そういったプレッシャー、マイナス面が作用してなかなか良い成績を収めることができないと思います。自分の立ち位置が不安定だったら対戦相手に集中できないと思います」と語った。

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昨季、腰痛のため登板の機会がなかった中川皓太投手(29)が5月17日のヤクルト戦で復帰し、6月1日時点で6試合に登板して3ホールドをマークしている。課題のセットアッパーの有力候補となる。

中継ぎ陣の整備が急務となる中、橋上氏は選手を育てるための環境作りの大切さに言及した。「巨人のピッチャーが他のチームに比べて圧倒的に能力が劣るわけではない」とし、「首脳陣が個々の能力を引き出せるかどうか、そういう環境を作ってあげることができるかどうかの違いだと思います」との見解を示した。

 
   

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