3回戦進出を果たしたアルカラス
画像提供:ゲッティイメージズ
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昨年の同大会でベスト８に進出している２０歳のアルカラス。今年は世界ランク１位、そして優勝候補の１人としての出場となった。
１回戦で世界ランク１５９位のＦ・コボッリ（イタリア）を6-0, 6-2, 7-5のストレートで下したアルカラスはこの日、２度のブレークに成功し第１セットを先取する。
しかし、第２セットはアルカラスのバックハンドにボールを集めたダニエルに対しミスが重なり序盤でブレークを許すと、挽回できずにセットカウント１－１と追いつかれる。
ここからサーブ＆ボレーや、フォアハンドのリズムを変えるなど変化を加えたアルカラスはダニエルを突き放すことに成功。第３・第４と主導権を握り続け、２時間２５分で勝利した。
試合後の会見でアルカラスは「今日のプレーには本当に満足している。というのも、試合中の問題点を克服することができたからだ。僕視点からすれば本当に完璧な試合だった。本当に満足している」とコメント。
また、今大会は強風の影響があり、多くの選手が苦しんでいるなか、アルカラスは得意なドロップショットなども織り交ぜながらコンディションに対応してきた。
「厳しいよ(笑)。でも、僕は風とうまく付き合うことができる選手だと思っている。風が強いんだ。普段はウィーンで練習しているんだけど、ウィーンは風が強い日が多いんだ。そのウィーンで練習しているから、強さに慣れている。風が強い状態で２試合行い、それに自分のゲームを合わせるのは本当に大変なんだ。できる限りベストなプレーをしようとした。今日は、その中でも良いレベルでプレーできたと思うよ」
アルカラスは３回戦で第２６シードのＤ・シャポバロフ（カナダ）と対戦する。シャポバロフは２回戦で世界ランク１０６位のＭ・アルナルディ（イタリア）をセットカウント3-1で下しての勝ち上がり。
同日には第３シードのＮ・ジョコビッチ（セルビア）、第５シードのＳ・チチパス（ギリシャ）、第７シードのＡ・ルブレフらが３回戦へ駒を進めた。
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