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<らんまん>くっきり見えてきた浜辺美波“寿恵子”の人物像 “オタク”設定も効果的

WEBザテレビジョン

神木隆之介が主演を務める連続テレビ小説「らんまん」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)は第9週「ヒルムシロ」に入り、ヒロイン・寿恵子(浜辺美波)がストーリーに大きく絡み始めた。新しいものに飛び込んでいく寿恵子の勇気ある人物像を、浜辺が好演している。(以下、ネタバレを含みます)

■じっくり描かれた“寿恵子と西洋の出会い”

幕末から明治、そして激動の大正・昭和を舞台に、高知出身の植物学者・槙野万太郎が植物学の道を情熱的に突き進んでいく「らんまん」。第9週では、万太郎が植物学雑誌の創刊を目指して行動を開始。一方、寿恵子はダンスやドレスなど日本に押し寄せる西洋文化のビッグウェーブに飛び込もうとしていた。

第41回(5月29日)で、薩摩出身の実業家・高藤雅修(伊礼彼方)からじきじきに招待を受けた寿恵子。紅茶をごちそうになり、“舞踏練習会”に参加しないかと誘われた。

初めは「私には到底務まらないと存じます」と辞退していた寿恵子だが、もとより西洋文化を毛嫌いしているわけではない。むしろ、見たことのない世界への興味は人一倍。鹿鳴館をはじめ日本の文明開化を推し進める高藤から「西洋のやり方をまねることで、日本が何を手に入れていくのか。真の目的はまだまだ遠いが、だからこそ、ともに歩ける勇気あるご婦人が必要なのです」と説得され、心を動かされた様子。

さらに、凛としたアメリカ人女性、クララ・ローレンス(アナンダ・ジェイコブズ)と出会い、彼女がドレス姿でのびのびとダンスを踊る姿を心から楽しんだ寿恵子は、クララの手をとり「よろしくお願いします、クララ先生」と未知の世界へ向けて歩き出した。

■「見たことのない世界に飛び込んでみたい」

政府が“鹿鳴館の踊り子”を募集していることは、寿恵子も知っていた。第35回(5月19日放送)では、万太郎との会話で「私でいいならやってみたい。見たことのない世界に飛び込んでみたい」と胸の内を語る場面もあった。とはいえ、未知のものに飛び込むのには勇気がいる。母・まつ(牧瀬里穂)に反対されていることもあり、心にはブレーキがかかっていた。
■浜辺美波の細かい動作や表情の変化…

「見たことのない世界に飛び込んでみたい」というドキドキやワクワクは、そのブレーキを取り払うのに十分なエネルギーを持っている。寿恵子も、高藤にふるまわれた紅茶に「赤い色をしています」と笑顔を浮かべ、興味津々。クララのダイナミックなダンスには、時おりハッと息をのみ「ふふふっ」と笑い声を立てながら、食い入るように見入っていた。

寿恵子を演じる浜辺のそうした細かい動作や表情の変化ひとつひとつが、寿恵子のドキドキとワクワクをダイレクトに伝えている。寿恵子という女性は、未知のものへの興味が人一倍強い、好奇心と冒険心あふれるヒロインなのだ。植物学への探求心が人一倍の万太郎にも引けを取らないほどに。

■読本好き&オタク設定も“らしさ”に一役

初登場シーンから折に触れて描かれてきた寿恵子の“読本好き”設定も、そんな寿恵子の人となりを知れば納得だ。幼い頃、父に読んでもらう冒険譚で主人公と一緒にドキドキワクワクを体験したことが、好奇心旺盛で勇気にあふれた寿恵子らしさの源になっているのだろう。さらに、興味を持ったことに一直線で突き進む“オタク気質”も、未知のものに勇気をもって立ち向かう時には大きな後押しになる。

6月1日(木)に放送される第43・44回では、鹿鳴館の踊り子見習いとして歩き始めた寿恵子が、植物学の雑誌を創刊するため策をめぐらす万太郎と意外な場所でばったり再会するエピソードが描かれる。

それまでの日々から一歩踏み出して未知の世界に飛び込んだ寿恵子は、ここからどう人生を切り開いていくのか。浜辺の気品あふれるドレス姿もあわせ、「らんまん」中盤の大きな見どころとなりそうだ。

◆文=ザテレビジョンドラマ部
 
   

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