金子大地が主演を務め、村上虹郎、河合優実、藤江琢磨らが共演するオリジナル映画『モダンかアナーキー』が、7月1日より渋谷・シアターイメージフォーラムにて2週間限定上映されることが決定した。あわせて、予告編とポスタービジュアルが公開された。
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本作は、謎の転落死を遂げたスケボー少年の死をめぐる、どこか冷たく、刹那的な少年少女の日常を描いた青春映画。
とある8月31日の夜。地元のスケボー少年の新垣が転落死を遂げた。高校3年生のコウは新垣の死を知り、今は疎遠になっていた新垣のことを思い出す。幼い頃に母親を亡くしたコウ。当時、コウは母親の葬式会場から新垣と一緒に抜け出したことがあり、その事で親戚に不謹慎だと言われた記憶があった。そんな記憶と新垣の死がどうも引っかかるのであった。8月31日に何があったのか。
2019年夏、コロナ禍前に撮影された本作は、当時史上最年少で第66回ベルリン国際映画祭フォーラム部門への出品を果たした杉本大地が監督を務めた。杉本監督とかねてより交流のあった俳優仲間たちが筆頭になり、「商業作品の真似事ではない感性に訴える映画を作りたい」という目標を掲げ、『モダンかアナーキー』の映画製作がスタートした。
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主人公コウ役で主演を務めたのは、『猿楽町で会いましょう』で映画初主演を務めた金子。『孤狼の血 LEVEL2』で第45回日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞した村上が、映画の要となる、謎の転落死を遂げたスケボー少年の新垣役を務めた。地元のスケボー仲間から一目置かれる破天荒で危険な存在でもある新垣に恋をする少女・ハナを演じたのは、『少女は卒業しない』の河合。そして、新垣に憧れるスケボー仲間でもあり、密かにハナに想い寄せるフジ役を藤江が担当した。
今回公開された予告編は、コウ(金子大地)、新垣(村上虹郎)、フジ(藤江琢磨)が深夜にスケートボードに乗っているシーンから始まる。夜な夜な集まり自由を楽しむ少年少女たちの様子が映し出されるも、「新垣が死んだ」というテロップが入り、物語の雰囲気が一変する。また、予告編には、フルフェイスのヘルメットを被りスケートボードに乗る少年たちや、路上で殴り合いをする少年たちの様子、ハナ(河合優実)に想いを寄せるコウ、フジの姿などが映し出されている。
また、今回公開されたポスタービジュアルは、コウ(金子大地)、新垣(村上虹郎)、フジ(藤江琢磨)の3人がフルフェイスのヘルメットを被り夜の街をスケートボードで走っている姿が切り取られたもの。
コメント
金子大地(コウ役)
3年前に撮影したモダンかアナーキー、この度やっと公開が叶い、感無量です。監督キャストほぼ同世代で作りました。若さとエネルギーが迸る作品になったのではないかと思います。是非その熱量を体感しに劇場へ足をお運びください。
河合優実(ハナ役)