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世界から「石油」が無くなるとどうなるのか?

日刊ホントの話

新型コロナの流行やウクライナ侵攻により引き起こされた原油価格の高騰は、世界中に大きな影響を及ぼしました。それは私たちの生活も例外ではなく、相次いだ値上がりに苦しい日々を強いられている人も少なくないでしょう。


 原油価格の高騰が引き起こしたこの状況は、私たちの生活が石油に依存して成り立っていることの表れでもあります。生活のどんなところに石油が関わっているのか、もし石油がなくなったらどうなるのか、考えてみましょう。

●身近にある石油製品がなくなったら

 石油製品と一言でいってもさまざまで、自動車や飛行機の燃料となるガソリン、ペットボトルやビニール袋、プラスチック製品、衣料に使われている合成繊維、界面活性剤や合成洗剤、ドライクリーニングや塗料に使われる工業用ガソリン、そして火力発電所の熱源やプロパンガスなど、石油からできた製品は多岐に渡ります。いま顔をあげて周りを見るだけでも、石油由来の製品に囲まれていることがわかるでしょう。

 石油がなくなってしまうことは、これら全てに影響が出るということです。もっとも影響が大きいのは、ガソリンが使えなくなることでしょう。ガソリンを燃料とするトラックやバス、自家用車、飛行機、船舶さえも動かせなくなり、人と物の流れがストップしてしまいます。これは社会活動、経済活動がストップしてしまうことでもあるので、すべての活動が停止してしまうといっても過言ではありません。

 さらに、上記に書いたような石油製品がなくなったらどうなってしまうでしょうか。

 まず考えられるのは、これまでのようにこうした製品は手軽には手に入らなくなる、価格が大幅に高騰する、または代替するものが見つからずに手に入れられなくなる恐れがあります。私たちの生活からプラスチック製品がなくなったら、合成繊維がなくなったら…考えただけでもその影響は大きいことが分かるでしょう。

●有限の資源である石油がなくなるまでに

 どれだけ石油製品に囲まれているかを考えれば、石油がない世界を想像できないほど、私たちが石油に依存しているかが分かるでしょう。しかしこれは決してもしもの世界ではなく、有限の資源である石油を使っている以上、やがて訪れる未来の話でもあります。

 現在では石油依存から脱却するために、さまざまな取り組みが進んでいます。化石燃料に代わるエネルギーとして、太陽光発電やバイオマスエネルギーなどの再生可能エネルギーが注目を集めています。また、個人のレベルでも有限の資源を有効に活用するために石油製品の使い方を見直すサステナブルな生活にも高い関心が寄せられています。

 サステナブルな生活、という言葉は今では当たり前の言葉となりましたが、何気なく暮らしている中で身近にある石油製品ひとつひとつが有限の資源であることを忘れてはいけません。やがて訪れる「石油がなくなる世界」のためにも、ひとりひとりがその資源を大切にするよう、心がけていきましょう。

 
   

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