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倒産報道で誤解広がった「地球の歩き方」 コロナ禍で売上95%減も…雨降って地固まる?今の状況を聞いた

J-CASTニュース

23年4月の『地球の歩き方』海外版の売り上げは、コロナ前の水準には戻っていないものの56.1%減と健闘している。

売れ筋ランキング&刊行予定は

担当者は現在の状況について「アフターコロナへの転換で、海外ガイドブックの需要が確実に回復しております」と説明する。海外取材もできるようになり、改訂を急ピッチで進めている。23年3~4月だけで10冊の最新版を発行している。

旅行ニーズが旺盛の現在の売れ筋を聞くと、海外は順に「ソウル」「韓国」「ハワイ」「ロンドン」「パリ&近郊の町」「バンコク」「ベトナム」「シンガポール」、国内は「日本」「埼玉」「北海道」「沖縄」「京都」だった。23年2月に発売した「地球の歩き方 埼玉」は、63市町村すべての主な見どころを網羅し、Amazonの国内旅行ガイド部門ランキングで一時1位に入った。

「現実的に行きやすい近場のソウル、コロナ前からリピーターの多かったハワイ、久しぶりの旅再開にぴったりの東南アジア、戴冠式などで注目が集まったロンドン、ラグビーW杯やオリンピック開催で注目の集まるパリなど、コロナ前から人気のあり、直行便や便数の復活が早いエリアのガイドブックが再び売れている傾向です」

これからについては「コロナ前の本業(海外ガイドブックの制作)に取り組みつつ、コロナ禍で改めて自身のブランド価値を見直したことで生まれた図鑑シリーズやコラボシリーズにも、今後も積極的にチャレンジしていく所存です」と決意表明する。コロナ禍でヒットした『地球の歩き方ムー』の日本版と、コロナ禍で増強を決めた『地球の歩き方』の国内版シリーズ (『札幌・小樽』『愛知』『世田谷区』『神奈川』)を制作中だとした。

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