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“フランソワが私の歌を評価してくれて嬉しかった”。「苦い涙」イザベル・アジャーニのインタビュー映像公開

キネマ旬報WEB

 

ライナー・ヴェルナー・ファスビンダーの「ペトラ・フォン・カントの苦い涙」(1972)をフランソワ・オゾンが大胆に翻案し、エゴイスティックな愛のメロドラマに仕立てた「苦い涙」が、6月2日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほかで全国順次公開。スター女優シドニーを演じたイザベル・アジャーニのインタビュー映像が到着した。

 

 

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ファスビンダー作品に対するオゾンの姿勢、自身が扮するシドニーの特徴などを語るアジャーニ。劇中で歌った『人は愛するものを殺す(Jeder Tötet, Was Er Liebt)』については「フランソワが私の歌を評価してくれて嬉しかった」と喜ぶ。

 

オゾンはアジャーニについて、次のように語っている。

「イザベル・アジャーニと一緒に仕事するのをずっと夢見ていましたが、まさか叶うとは思っていませんでした。彼女が自分の役だけでなく、この映画が描く愛にも注目し、それを理解した上で脚本を愛してくれたことに感動しました。

イザベルは素晴らしい女優であり、ストラディバリウスのような存在です。「もう少し感情的に」とか「もう少し残酷さを」と言うだけで、その音色を優雅に奏でます。彼女が演じるキャラクターの衣装は、衣装デザイナーのパスカリーヌ・シャヴァンヌと協力して、マレーネ・ディートリヒやエリザベス・テイラーのような70年代のスタイルを真似て作りました。

イザベルは世間が彼女に抱くイメージとは異なる役を演じるのが好きで、ドラッグ中毒の歌姫になることを楽しんでいたと思います。自分とはまったく違うけれど、やはり観客の目にはどこか共通する何かが垣間見える……、そんな感覚をね。ピーターと同様、彼女のキャラクターには真実のヒントが隠されています。皮肉と脆さをバランスよく表現する必要がありました。

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