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闘志で悪性リンパ種をわずか4ヵ月 で克服。ホワイトソックスの絶対的守護神が帰ってきた!<SLUGGER>

THE DIGEST

 球場中に鳴り響く「リアム! リアム!」コールが、守護神の復帰を待ち侘びていたシカゴのファンの思いを代弁していた。

 5月29日(現地)、悪性リンパ腫にかかって戦列を離れていたホワイトソックスのクローザー、リアム・ヘンドリクスがエンジェルス戦でメジャー復帰を果たした。1点を追う8回表にマウンドへ上がったヘンドリクスは、3安打を浴びて2失点を喫したものの堂々と投げ抜いた。

 試合には敗れたものの、この日はまさにヘンドリクスのための一夜だった。試合前のセレモニーでは、クリスティ夫人と長い間抱き合って涙。ゲーム中にダグアウトからブルペンに向かう際にも総立ちの拍手が送られた。そして8回、満を持して出番を迎えると、ギャランティード・レート・フィールドの照明が暗転。まるで優勝を決める大一番のように球場は盛り上がった。
 ヘンドリクスは、今年1月8日にステージ4の非ホジキンリンパ腫を患っていることを公表。その後は化学療法を受けながら、復帰に向けて着実に歩みを進めていった。4月20日に癌の治癒と寛解を宣言し、マイナーでリハビリを開始。3Aで6試合に投げたのち、5月29日にILから復帰を果たした。

 今季でメジャー10年目を迎えるヘンドリクスのキャリアは、決して順風満帆なものではなかった。オーストラリア出身の右腕はこれまで4球団からDFAとなり、チームを転々。だが、アスレティックス時代の19年にクローザーとして頭角を表すと、ホワイトソックスに移籍した21年にはセーブ王に輝き、22年もリーグ2位の37セーブを挙げた。球宴には3度選出されるなど、今ではMLB屈指のクローザーとしての地位を確立している。

 現在、借金11の地区4位と苦戦しているホワイトソックス。闘志を全面に押し出す投球スタイルで知られるヘンドリックスの復帰が、低迷脱却のきっかけとなるだろうか。

構成●SLUGGER編集部
 
 
   

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