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西岡良仁、大逆転で全仏OP初戦突破

テニス365


勝利した西岡良仁
画像提供:ゲッティイメージズ

テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は30日に男子シングルス1回戦が行われ、第27シードの西岡良仁が世界ランク50位のJ・J・ウルフ(アメリカ)に1-6, 3-6, 6-4, 6-3, 6-3の大逆転で勝利し、大会2年ぶり4度目の初戦突破を果たした。

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27歳の西岡が全仏オープンに出場するのは6年連続7度目。昨年は1回戦で敗れており、最高成績は2019年と2020年、2021年に記録した2回戦進出となっている。今年1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)では錦織圭に続く日本人男子2人目、自身初となる四大大会でのシードを獲得しており、今大会は2度目の四大大会でのシードとなった。

今大会の1回戦、第1セットの第1ゲームと第3ゲームで西岡は計6度のブレークポイントを逃す。すると直後の第4ゲームで西岡はウルフにラブゲームでブレークを許し、さらに第6ゲームでもサービスゲームを落とした西岡が先行される。

続く第2セット、勢いに乗るウルフに西岡は第1ゲームでブレークを許す。それでも西岡は第4ゲームでこの日初めてのブレークに成功。大きな声で自らを鼓舞した。しかしその後は10本のウィナーを決められるなど、ウルフの強打に押され2度のブレークを許し2セットダウンとなる。

第3セットは両者キープを続け迎えた第5ゲーム、ウルフが2度のダブルフォルトを犯すなどし西岡が先にブレークを果たす。その後これまでのセットでは見られなかったウルフのミスが目立ち、リードを守った西岡が1セットを返す。結局ウルフはこのセット、第1セットと第2セットで9本に抑えていたアンフォースドエラーを22本犯した。

第4セット、西岡は第1ゲームで4度のブレークチャンスを逃したものの、第5ゲームでブレークに成功する。西岡はこのセットも20本のアンフォースドエラーを犯したウルフからさらに2度ブレークを奪い勝負をファイナルセットに持ち込む。

ファイナルセット、両者2度ずつブレークを奪い合う展開となるも、第8ゲームで3度目のブレークに成功した西岡がリードを守り切り、自身初となる2セットダウンからの逆転勝ちを収め、2回戦に進出した。

勝利した西岡は2回戦で世界ランク68位のM・パーセル(オーストラリア)と対戦する。パーセルは1回戦で同76位のJ・トンプソン(オーストラリア)をセットカウント3-1で下しての勝ち上がり。

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