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筒井真理子、強気なろう者・息子の恋人と一触即発? 荻上直子監督最新作「波紋」本編映像

映画スクエア

 2023年5月26日から劇場公開される、筒井真理子が主演を務める、荻上直子監督最新作「波紋」から、息子の拓哉(磯村勇斗)が連れてきた耳の聞こえない彼女・珠美(津田絵理奈)と母・依子(筒井真理子)の一触即発な様子を捉えた、本編映像の一部が公開された。

 珠美へのイライラを募らせる依子。腹にすえかねた依子が珠美に、「拓哉と別れてくれる?お願いします」と伝える。しかし珠美は、そんな依子を笑いながら、「もしお母さんに別れろと言われたら必ず知らせてくれって。そんな母親とは縁を切って2度と実家には帰らないって。どうします?今の話、たくちゃんに話しますか?」と反撃するのだった。

 珠美を演じた津田絵理奈は、先天性の聴覚障がいがある女優で、NHK「みんなの手話」のレギュラーの他に、映画・ドラマ・舞台で活躍している。もともと珠美役を実際に障がいのある当事者の方に演じてもらいたいと決めていたという荻上監督は、「津田さんの気の強い部分が、珠美の役に生きていると思います」と語っている。

 「波紋」は、震災、老々介護、新興宗教、障害者差別といった現代社会の縮図を描いた作品。庭に作った枯山水の手入れが毎朝の習慣である須藤依子は、今朝も砂に波紋を描いている。水を信仰する新興宗教に傾倒し、日々の祈りと勉強会にいそしみながら、依子はひとり穏やかに暮らしていた。そんなある日、長いこと失踪したままだった夫の修(光石研)が突然帰ってくる。監督・脚本は、「かもめ食堂」「川っぺりムコリッタ」などの荻上直子。主人公の須藤依子を筒井真理子が演じ、光石研、磯村勇斗、柄本明、キムラ緑子、木野花、安藤玉恵、江口のりこ、平岩紙らが顔をそろえる。

【作品情報】
波紋
2023年5月26日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
配給:ショウゲート
©2022 映画「波紋」フィルムパートナーズ

 
   

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