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日比野「めちゃくちゃ悔しい」

テニス365


初戦で敗れた日比野
画像提供:tennis365.net

テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は29日、女子シングルス1回戦が行われ、ラッキールーザーで本戦入りした世界ランク113位の日比野菜緒は同91位のAL・フリードサム(ドイツ)に3-6, 6-3, 4-6のフルセットで敗れ、2年ぶり3度目の初戦突破とはならなかった。試合後には「めちゃくちゃ悔しい」と語った。

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日比野は今大会、予選に第11シードとして出場。1回戦で世界ランク173位のハン・ナーレ(韓国)を4-6, 6-3, 6-1の逆転で、2回戦では同186位のV・グラマティコプル(ギリシャ)を6-1, 6-1のストレートで下し予選決勝に進出。しかし、予選決勝では第21シードのY・イン アルボン(スイス)に6-1, 2-6, 4-6の逆転で敗れ自力での本戦出場を逃していた。

それでも本戦で4人の欠場者があり、ラッキールーザーとして本戦入りする選手の抽選が行われた。この結果、日比野はラッキールーザーとして本戦入りすることが決定。昨年は予選決勝で敗れ本戦出場を逃していたため今大会は2年ぶり5度目の本戦入りとなる。

日比野はこの日、第1セットを落としたものの第2セットでは14度のアンフォーストエラーを犯すなどミスが目立ったフリードサムに対し第1ゲームから3ゲーム連取に成功。第7ゲームでブレークバックを許すも直後の第8ゲームで2度目のブレークに成功し、1セットオールとする。

ファイナルセットでは第1ゲームから鋭いウイナーを決めた日比野がいきなりブレークに成功し3ゲームを連取。しかし、直後の第4ゲームでブレークバックを許すと第8ゲーム、8度目のブレークポイントをものにされイーブンに。その後、第10ゲームで3度目のブレークを許し、2時間30分の激闘の末に力尽きた。

試合後に会見に臨んだ日比野は「めちゃくちゃ悔しいんですけど、悔しさを無理に消すのではなくて今は味わってます。負けたこと自体は悔しいんですけど、お客さんにも応援してもらって、自分のテニス、悔しい試合だったんですけど『テニスやってるなぁ』っていう感じの試合だったので、いい試合だったのかなって思います」とコメント。

「セカンド(セット)の中盤くらいから、重たいボールを使ってしっかり動かせればポイントを取れるというのが分かって、ファイナル(セット)の3-0の40-0くらいまではすごい良いプレーができていたんですけど、そこからちょっと引いてしまって。ネットプレーが出せなくて、横に動くだけっていういつもの悪い癖が出ました」

勝利したフリードサムは2回戦で第23シードのE・アレクサンドロワと対戦する。アレクサンドロワは1回戦で世界ランク72位のV・トモワ(ブルガリア)をフルセットで下しての勝ち上がり。

同日には第5シードのC・ガルシア(フランス)、元世界ランク3位のE・スイトリナ(ウクライナ)らが初戦を突破している。

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