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インディ500連覇まであと半周……エリクソン、ファイナルラップでのリスタートに恨み節「不公平だし危険」

motorsport.com 日本版

 チップ・ガナッシ・レーシングのマーカス・エリクソンは、第107回インディ500のファイナルラップを首位で迎えたが、ジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)に敗れ2位となった。

 レース前半はコーションも出ない、静かな戦いだった今回のインディ500。しかし。184周目に起きたフェリックス・ローゼンクヴィスト(マクラーレン)とカイル・カークウッド(アンドレッティ・オートスポーツ)のクラッシュで赤旗が出されて以降は、大荒れの展開となった。

 リスタートでクラッシュが続いたことで仕切り直しが続き、最後のリスタートはなんとファイナルラップ。エリクソンはこれを首位で迎え、ターン2までリードしたが、バックストレートでニューガーデンにスリップストリームにつかれ、オーバーテイクを許してしまった。

 エリクソンにニューガーデンを抜き返す時間は残されておらず、ニューガーデンがトップチェッカー。エリクソンはインディ500連覇という偉業を土壇場で逃してしまった。

 エリクソンは、レース終了直後にコメントを求められ、ファイナルラップでレースが再開されるべきではなかったとの見解を示した。

「レースは不公平で危険な終わり方だった」

「ピットアウトしてすぐに再スタートしたことはなかった。タイヤの温度も上がらないしね」

「レースの終わり方としては厳しいものだったと思うし、彼らのやり方にはあまり賛成できない」

「そう(リスタート)するのに十分なラップが残っていたとは思えない。冷えたタイヤでピットを出て、グリーンになったときに半分のクルマがトラックから飛び出しそうになっていた。安全だとは思えないし、レースの終わり方としてフェアで正しい方法だとも思わないね」

「僕は最後、素晴らしいリスタートをした。ジョセフを完全に油断させ、驚かせ、リードを保った。でもそれを守れなかったんだ。受け入れるのは難しい」

 今季、オーバル仕様のマシンはストレーキなどが追加され、昨年よりも最大10%ダウンフォースが増加している。インディ500はレースを通じていかにマシンをアジャストし、最後に首位を走れるようなマシンにするかが重要だが、以前よりもコーナーで前のマシンについていきやすくなったのは確かだろう。

 エリクソンは状況的に他にやりようはなかったと考えており、リスクなくリスタートを決めるのはほとんど不可能だったと主張した。

 実際、3度の赤旗後のリスタートではそれぞれパトリシオ・オワード(マクラーレン)、ニューガーデン、エリクソンが首位に立っていたわけだが、いずれも首位を守れずポジションを落としている。

「自分たちはすべてをうまくやったと思っていただけに残念だ」

「ジョセフの意表をつくような走りを心がけ、それがうまくいった。彼に抜かれた後、なんとか追い上げようとしたが、残念ながら十分ではなかった。彼は良い仕事をした」

「今の空力仕様のクルマでリードをするのは本当に難しい。以前だったらもっと簡単だったはずだ」

「最後のリスタートで、トップをキープするのはほとんど不可能だと思っていた。トライしてみて、ターン1で抜かれることはなかったけど、十分ではなかった」
 
   

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