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国立大学で米作りを学ぶベナンYOUがメンタル崩壊!?そのワケは…:YOUは何しに日本へ?

テレ東プラス

日本を訪れる外国人たちを空港で勝手に出迎え、アポなしインタビュー! そのまま密着取材を行う「YOUは何しに日本へ?」(月曜夜6時25分~)。今回のテーマは「人は見かけによらないYOU!激しすぎるモーレツYOU SP」。モーレツYOUが大暴走してアドレナリンもMAXな95分で、はたしてどんな面白YOUに出会えるのか?


YOUを探していたら声をかけてくれたのは、ベナン(西アフリカ)出身の元気な女性・マリアムさん(30歳)。お米が大好きすぎて、世界一の米作りを学ぶために来日したという。ベナンでは70%を他国からの輸入に頼り、自国で生産するのは30%だけ。マリアムさんの夢は、そんなベナンのお米の自給率をグンと上げることだそう。お米ライフを取材したいとお願いすると、快諾してもらえたので密着決定!

1週間後、マリアムさんが通っている国立島根大学で再会。島根はキレイで静かで食べ物も美味しく、特にお米が美味しいそうだ。そんな米ラーのマリアムさんがまず案内してくれたのは、大好きな学食! この日の昼食は、鶏白湯ラーメンとごはん。細長くて乾いたベナン米に比べ、日本のお米はモチモチしていて特別な味があると絶賛。こうして1日3食、飽きることなく美味しいお米を食べて過ごしているんだって。


大学が終わると、マリアムさんが暮らす築34年のアパートにお邪魔。家賃は2万8,240円の格安物件だ。さっそく、甘くてお気に入りだという島根のお米『きぬむすめ』を炊いて夕食の準備にかかる。炊けるまで、サバやエビをトマトソース・スパイスで調理する、カレーのようなベナン飯『マ』を調理。「ベナンの料理にも日本のお米は合うの!」と、自炊でも米ライフを満喫している。食後には、愛する娘の留学を心から応援する家族からの電話も!マリアムさんの母国・ベナンは、西アフリカに位置し、人口約1300万人。労働者の70%が農業に従事している国だ。主食はトウモロコシなどと並んで、お米も人気。5人兄弟の末っ子として育ったマリアムさんは小さい頃からお米が大好きだったが、ベナンで売られる約70%が輸入米だと知ってからは、もっとベナンで育ったお米が食べたい!と願うようになった。


そんな夢を叶えようと、農業を学ぶ学生を積極的に受け入れる島根大学で学び始めた。日本のお米は、98%が国産だ。「だから私が日本の米作りを学んで、ベナンの地元農家さんに教えたいです」と目を輝かせる。現在は、大学院の博士課程で日本の米作りについて日々研究、休日にはJAなどへ足を運び、出荷や販売といった“流通”も学んで大忙しだ。


さて、この日は田んぼに出かけ、地元の農家の方と田植え実習を行うという。田んぼに入って、「がんばって!」と声をかけながら丁寧に苗を植えていくマリアムさん。振り返って整然と植えられた苗たちを見渡せば、その景色はベナンとは大違いだという。

「ベナンでは田んぼが整備できてなくて水を張れないの。(水は)雨に頼るしかないから、収穫量が少ない」と、収穫も不安定な母国の厳しい現状を訴える。「こういうふうに水田を作れたら、お米ももっと育つのにね…」と、課題は山積みだ。


続いて、田植え機の実習へ。田植え機を羨望の眼差しで見つめるマリアムさんが、何やらブツブツと数えはじめ…、「314!」と大声をあげた。聞けば、機械が植える苗の数を数えていたらしい。田植え機を2分間稼働しただけで、1884本もの苗を植えられた!と、機械のパワーにメンタル崩壊(笑)。「日本の機械は良い~、素晴らしい、イユ~~~」と、感激しすぎてあぜ道を猛ダッシュするのだった(笑)。

このパワフルな田植え機は800万円もすると聞いて驚くが、「でも性能が良いし、新車だからですよね?」と、質問するなど興味津々。「ベナンでは今も手で苗を植えているの。機械を使えば生産量がスゴい上がります。ゆくゆくは日本の中古品をベナンに導入できないかと思ってるの。機械使うのが夢」と、未来の可能性に夢を膨らませた。


実習が終わり、仲間と白米に合うおかずについて談笑していると、農家さんが飯南町産のコシヒカリで握られた塩むすびを配ってくれた。塩のみのおにぎりは初めてだったマリアムさんは、あまりの美味しさに言葉までも壊れ気味で、一気食い。おかずなんかいらないね!

「私にとって、日本の米作りは最高峰です。日本で学んだことを活かして、ベナンも(お米の)生産率を良くします」と誓った。密着はここまでだが、母国のお米のために日本でがんばるマリアムさんをこれからも応援するぞ! お米の勉強がんばってね!
 
   

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