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50代の女子大生が学ぶゴルフとリハビリテーション。②「ゴルフの人」と呼ばれて。

みんなのゴルフダイジェスト

昨年の4月に、筑波大学社会人大学院の‟女子大生”になった週刊ゴルフダイジェスト編集部Y。この1年の学びの日々&現在進行中の学びの日々を記していきます。入学式の日、教室の扉を開けた先に……。

自己紹介が始まった。「ゴルフ雑誌の編集者をしています…」

頭の片隅ある30年前の大学の講義室。扉を開けると、この記憶がよみがえってきた。部屋に入ると、すでに8割方の新入生たちが集まっていた。

パッと見たところ、若いイケメン男子が多くいて、私と同じ歳くらいの女性も数人、スーツを着た男性もいる。車椅子の女性、盲導犬を連れた男性もいる。皆、どんな目的を持って、今ここにいるのだろうか。

ひと通りのオリエンテーションが終わり、自己紹介の時間が始まった。

予想通り、「リハビリテーション」を仕事にする理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の方が多い。ほかには、障害者雇用施設の方、大学職員、中学校の先生、外務省の職員……などさまざまな職種の面々。リハビリテーションに関する職業の間口の広さがよくわかる。

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そのなかで、もちろん私は異色だ。

「ゴルフ雑誌の編集者をしています」と言った時点で、一瞬「なぜ?」という怪訝そうな顔をした方もいた気がする。この反応を予想していたので間髪入れず、「障害者ゴルファーの取材を通して、リハビリテーションに興味を持ちました……」うんぬんと言葉を並べたけれど、伝わっているのだろうか?

自分の仕事を説明するとき、「『ゴルフ』ってどう見られているのだろう?」と考えてしまう。接待スポーツ、贅沢スポーツ……ゴルフを‟生業”とする私ではあるが、なぜか周りの目を気にし、マイナスのイメージを持たれることを考えてしまう。特に今回のように医療・福祉関係の仕事をしている方々には縁遠いかもしれない……でも、お医者さんにはゴルフ好きが多いけれど……などどうでもいいことを考える。

リハビリテーションとは何か? そこからスタート

新入生の皆さんの趣味を聞くと、「ゴルフが趣味」という人が3人いて、嬉しくなって名前の横にチェック☑した。

私が自己紹介をしているとき、面接時にお会いした先生が、横でニコニコしておっしゃった。

「ああ! ゴルフの人ね」。間違ってはいない。私は、ゴルフが好きだ。そして、ゴルフを企画元に、ゴルファーに向けて雑誌をつくっている。でも、ゴルフを知らない方々のなかに入ると、「ゴルフの人」となるのだ。

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