この投稿に対し、Twitterユーザーからは「年功序列が根強い大企業ならではの理由かもしれない」「優秀な人材を使いこなせない企業が悪いのでは?」など、雇う側に問題があるのではという感想が。
企業側にも事情があるのかもしれませんが、せっかく取得した博士号が日本国内では活かしきれていない現状をあらわすアンケート結果に落胆する声が多数集まっていました。資料の中でも、「必ずしも博士号そのものが評価されている状況ではない」との見方が紹介されていました。
適性を判断できないと優秀な人を手放すことに
優秀な人材はすでにいるのに、会社がその人の能力を活かしきれてないのでは、と考えさせられるエピソードが拡散されたこともあります。
あるTwitterユーザーが勤める企業のチームに「鬼優秀なスタッフ」が別チームから異動してきたそう。
ユーザーは優秀な人材を手放した理由が分からず、そのスタッフが元いたチームのマネージャーに聞いてみると「彼女優秀なんですか?事務仕事の手が早いから、もっぱら会議調整とかPMO業務しかやらせてなかった」と返答がきたそうです。
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鬼優秀なスタッフを譲ってくれた方に手放した理由を質問→「彼女優秀なんですか?」と返され事務仕事のみを頼んでいたと判明した – Togetter
この投稿にTwitterユーザーからは「事務仕事の手が早いならそれだけで優秀」「放っといたら、他社に流れた人材なんだろうな」といった声が。また一方では「優秀な人は調整業務もうまいから、そればかりをやらされて能力を活かしきれない話はよくある」とも。
いっぽうで「人間には適性とかもあるから判断が難しいのは分かる」と、理解を示す意見もありました。人の適性を判断することの難しさがうかがえるエピソードです。
60歳のエンジニアを採用し、スキルの高さに感激
優秀な人材に年齢は関係ない、そんなことに改めて気づかされるエピソードがTwitterに投稿され、多くの反響を呼んだことがあります。
そのツイートは「60歳のC++おじさんを派遣で雇ったが、マジで最強すぎる」などとするもの。ベテランでスキルの高いエンジニアに出会ったことを、投稿者は心の底から感動していることが伺えます。
60歳のC++おじさんを派遣で雇ったがなんでも作れて最強すぎる→各地のベテラン技術者さんの話が興味深い – Togetter
「C++」(シープラスプラス)とはプログラミング言語のひとつ。習得の難易度が高く、扱えるエンジニアは貴重だと言われています。
この投稿に、業界事情を理解しているTwitterユーザーからは「大ベテランだと動作原理とか基礎がしっかりしてる印象です」「やはり何か武器があるといくつになっても通用する現場があるんだなと思いました」との声が寄せられました。
Twitterに集まっている人材不足に関するエピソードは、優秀な人材確保が難しい現状や、人材活用についての課題を浮き彫りにしています。これらに人材不足解消のヒントが潜んでいるかもしれません。
以上、Togetterがお送りする「3分くらいで分かる週刊Twitterトレンド【J-CAST出張版】」でした。今回紹介したTogetterまとめを振り返りたい方はこちらからどうぞ。次回もお楽しみに。
【まとめ一覧】
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