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小林愛三がテッサ・デ・コムに敗れ王座陥落も「絶対に諦めない」【RISE168】

TOKYO HEADLINE

「RISE168」(5月28日、東京・後楽園ホール)のメインイベントで行われた「RISE QUEENフライ級(-52kg)タイトルマッチ」で王者・小林愛三(NEXT LEVEL渋谷)がテッサ・デ・コム(Fightteam Vlaardingen)を相手に初防衛戦に臨むも、0-3の判定で敗れ、王座が海外に流出した。

 小林は2020年12月に行われた「初代王座決定トーナメント」の決勝で陣内まどかと対戦予定も、陣内がけがで欠場となったため暫定王者に。翌年4月に正規王者に認定された。2022年3月にはGLORYに参戦し、GLORY女子スーパーバンタム級王者ティファニー・ヴァン・スーストに挑戦するもKO負け。再起戦となった7月のイ・ドギョン戦ではダウンを奪ったうえでの判定勝ちを収めるが、12月にはコムと対戦するも1Rにダウンを奪われ、無念の判定負けを喫した。今回は王座をかけてのリベンジマッチだった。

 コムは昨年9月にSuhailey Albertusを破り、Enfusionストロー級(-52kg)王座を獲得。12月に小林を破り、RISE QUEENフライ級1位にランクインした。今年1月には「GLORY RIVALS 5」でジュリアナ・コスナルド(アルゼンチン)と対戦し、判定負けを喫していた。ここまでの戦績は18戦15勝2敗1分。

 1R、ともにオーソドックスの構え。小林がワンツーから右ミドル。コムは詰めて右ストレート。小林の蹴りにコムがパンチを合わせる。小林はボディーストレート、右ハイ。コムは強烈なワンツー。小林はパンチのコンビネーションから右ミドル。コムは左ジャブを突いて前に出る。小林は前蹴りからワンツー。小林は距離を詰めて細かいパンチで左フック。オープンスコアは3者ともに10-10。
 
 2R、圧をかけるコム。そして右カーフ。小林はパンチを放ち圧をかけ返す。小林のローにパンチの連打を合わせるコム。コムはロー、左ジャブ。小林は左ハイも届かない。小林が圧をかけてコーナーに詰めるがコムは足を使って回避。コムのミドルをキャッチした小林が右ストレートをヒット、そして左右の蹴りを追撃。コムは左右のローを小林の左足に集中。コムのローに小林はカウンターでパンチの連打。コムは圧をかけてヒザをボディーに打ち込む。ジャッジは2人が10-9で小林、1人が10-10。

 3R、コムの右カーフに小林の足が流れる。小林は詰めてパンチもコムの左で小林のアゴが跳ねる。コムは右カーフ。小林はワンツー。小林は距離を詰めて左ボディー。圧をかけるコムに右ハイの小林。コムは右カーフ。そして距離を詰めてヒザを打ち込む。小林は左ロー、前蹴りも打ち終わりにコムがパンチを連打。前に出るコムに小林が左フック。コムがパンチを連打すると小林も迎撃。ジャッジは2人が10-9でコム、1人が10-10。

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 4R、小林が一気に前に出てパンチの連打。コムは右ロー、そしてワンツー。小林はパンチの連打から左ミドル。コムは組み付いてヒザ。そして右ロー。小林はボディーに前蹴り。そしてボディーブロー。コムの右カーフに小林の足が流れる。小林が前に出るがコムが右カーフ。小林がパンチで前に出るが左インローでバランスを崩す。小林は左フック、右ハイ。コムは右ストレート、右カーフ、左インロー。ジャッジ3者とも10-9でコム。

2冠王のコム「世界中のベルトは全部欲しい」

 5R、開始からパンチを連打の小林。コムはガードを固めしのぐと右カーフ、パンチで反撃。圧をかける小林だが、コムの右カーフは強烈。口が開きながらも前に出てパンチの小林。コムの右カーフに足が流れる。それでも右ハイを連打する小林。パンチで鼻血の小林。前に出て右ハイもコムはガード。コムはカーフからワンツー。小林は右ハイを連打も突破口とはならず。コムは冷静に右カーフ、右ストレートを打ち込んでいく。

 試合は判定となり48-49、47-49、47-50の3-0でコムが勝利を収めた。

 試合後のマイクでコムは「コンニチハ。とても光栄です、王者になって。私のファン、私の家族も来ています。みんな応援してくれてありがとう。昨日言ったとおり、私は前よりも強くなって王者になりました」と笑顔を見せた。

 試合後の会見でコムは「RISEのベルトをゲットできて光栄。彼女もいい試合をしたが私のほうがもっと強かった。自信を持って戦った」などと試合を振り返った。勝因については「自分のローキックとヒザは効いていた思う。小林選手もいっぱい(攻めて)きたが、自分の攻撃のほうが効いていたと思う」などと語った。今後については「52kgの選手なら誰とでも戦います。夏が終わったら日本で試合がしたい」と日本での次戦については夏以降を希望した。この日の勝利でEnfusionとRISEの2冠王となり、次は参戦中のGLORYのベルトを目指すのかと思いきや「世界中のベルトは全部欲しい」と貪欲な姿勢を見せた。

 敗れた小林は試合後の会見で「今日の試合はテッサ選手のほうが強くて、完敗。だけど次にやったら絶対に倒せます。なので次のチャンスが来るまで私は諦めないで、強くなるために練習します」と潔く負けを認め、前を向いた。

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