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<どうする家康>毎熊克哉、初出演の大河ドラマの感想を語る「始まってみるとあっという間でした」

WEBザテレビジョン

松本潤が主演を務める大河ドラマ「どうする家康」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)の第20回「岡崎クーデター」が、5月28日に放送された。“信康に仕え岡崎を守る優秀な家臣”大岡弥四郎を演じる毎熊克哉からコメントが届いた。

■弥四郎のせりふには作品を超えた願いを感じた

――大岡弥四郎をどのような人物と捉え、どのような思いで演じられましたか。

本作のオファーを頂いた2022年はウクライナ侵攻が始まり、流れてくる情報に胸を痛め、人間は戦うことをやめられないのだなと悲しくなりました。全てのいざこざには歴史の流れや事情があって、双方どちらが正義なのか分かりづらい。でも、戦の最前線に行かされる兵士たちにとって正義はどうでもよくて、飯を食いたい、死にたくない殺したくない、家族や友人を失いたくない、というのが本心だと思います。脚本を読ませていただき、弥四郎のせりふには作品を超えた願いを感じたので、それを大事に演じました。

■せりふにほとんどうそがないのが面白かった

――徳川を裏切ることを決断した弥四郎の思い、覚悟、野心、そして弥四郎なりの正義を、どのように解釈されましたか?

冒頭のシーンで「命に代えて岡崎を守りまする」というせりふがあるのですが、これが弥四郎の覚悟だと思います。過酷な戦も、謀反を企てることも、命がけですからね。裏切り者の役ですが、せりふにほとんどうそがないのが面白かったです。全ては岡崎を救うため。

■弥四郎の言葉に心を動かされる人がいるかもしれない

――クーデターに失敗した弥四郎が捕らえられ、信康らの前で思いをぶつけるシーンは、どのような思いで演じられましたか?

演出の野口雄大さんと共有していたのは、弥四郎の行動を私利私欲に走った裏切りにしない、ということでした。弥四郎の言葉に心を動かされる人がいるかもしれない。作品は家康側の視点で描かれていくからこそ、正義とはなんぞや?と考えられるシーンになれば良いなと思って臨みました。

■少しでも作品の面白さに貢献できていれば幸い

――「どうする家康」に参加されて、そして大岡弥四郎を演じきられていかがでしたか?

初めての大河ドラマはとてもドキドキしましたが、始まってみるとあっという間でした。欲を言えば、家康メンバーの皆様(家臣団)と楽しいやりとりがあるシーンをやってみたかったなと思いつつ(笑)、僕が演じさせていただいた大岡弥四郎が、少しでも作品の面白さに貢献できていれば幸いです。



 
   

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