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千葉Jをけん引し続けた富樫勇樹「結果は望んだものではないがチームを誇りに思う」

バスケットボールキング

 5月28日に横浜アリーナで「日本生命 B.LEAGUE FINALS 2022-23」第2戦が行われ、千葉ジェッツが琉球ゴールデンキングスと対戦。73-88で敗れ、惜しくも王座奪還には届かなかった。

 2度の延長戦に突入した第1戦では、44分51秒の出場で31得点8アシストを挙げたキャプテンの富樫勇樹は、第2戦でも35分26秒のプレータイムで24得点6アシストと奮闘した。

 富樫は試合後の会見で、「ファイナルで敗れるのはもちろん悔しいですけど、今シーズン、チームメートと助け合いながら最後まで戦えたことを本当に誇りに思います」と素直な心境を語った。

 さらに、「なかなかリズムに乗れないなかで、それでもなんとか食らいついてはいたんですけど、今シーズンここまで苦しめられた試合はなかったので、チームとしてやってきたことが出せなかったです。2日間とおして常に追いかける展開だったので、そういう試合はかなり疲労も溜まりますし、琉球のディフェンスやいろんな対策に苦しめられた2日間でした」とファイナルでの戦いを振り返った。

 琉球には2020-21シーズンに千葉Jの初優勝をともに経験したコー・フリッピンとジョシュ・ダンカンが所属しているが、富樫は試合後、2人に「おめでとう」と直接伝えたという。「優勝するにふさわしいチームだと、この2日間を終えて思いました。去年のファイナルでの悔しさだったり、いろんな思いを背負ってこのファイナルに臨んでいたと思うので、おめでとうという気持ちです」。

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 ともに優勝を果たした大野篤史ヘッドコーチ(現三遠ネオフェニックスHC)が退任し、今シーズンからジョン・パトリックHCを筆頭に大きくスタッフが入れ替わった千葉Jだが、「チームとしてはチャレンジのシーズンだったのですが、初年度にしては本当に素晴らしいシーズンを送れたと思います。もちろん結果は自分たちが望んだものではなかったですけど、スタッフ含め一丸となり、ケガ人も多いなかでこのようなシーズンを送れて、チームを誇りに思います」とBリーグを席巻した2022-23シーズンを総括した。

 また、第2戦ではBリーグ史上最多入場者数となる1万3657人のファン・ブースターが声援を送り続けたが、富樫は「シーズンを通して毎試合たくさんの応援をしていただき、本当に後押しになりましたし、その結果レギュラーシーズンの最高勝率だったりにつながっているので感謝しかないです」とまずは千葉Jのファンへメッセージを送った。

 さらに、「僕たちがここまで熱くプレーできるのは応援してくれる人たちがいるからで、ジェッツのブースターに限らず、今回は琉球のブースターがたくさん遠くから来てくれたのもそうですし、バスケが大好きなファンが詰めかけて、応援してくれるおかげで会場の雰囲気ができていると思うので、本当に感謝したいと思います」と横浜アリーナに足を運んだすべてのバスケットボールファンへ感謝の思いを示した。

【動画】第1クォーター終了と同時に3ポイント! 富樫のブザービーター!

 
   

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