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セルティックスが劇的ブザービーターで逆転勝利!3連敗からの3連勝で決着は最終第7戦に<DUNKSHOOT>

THE DIGEST

 現地時間5月27日、フロリダ州マイアミのカセヤ・センターでイースタン・カンファレンス決勝第6戦が行なわれ、ボストン・セルティックス(第2シード)がマイアミ・ヒート(第8シード)に104-103で勝利。シリーズ3勝3敗とし、決着を最終第7戦に持ち込んだ。

 初戦からヒートが3連勝と王手をかけ、その後セルティックスが2連勝をあげて迎えた大一番。序盤はホームのヒートが先行するも、第1クォーター中盤からセルティックスの両輪が躍動する。

 前半終了時点でジェイソン・テイタムが25得点、ジェイレン・ブラウンが11得点をあげて57-53とリード。フィールドゴール(FG)成功率51.3%を記録する精度の高いオフェンスを見せた。

 一方のヒートは同成功率38.3%と苦しみながらも、3ポイント成功率60.0%(9/15)と要所で長距離砲を沈め、20.0%(3/15)と外角の当たりが来なかったセルティックスに何とか食らいつくという展開に。

 後半もセルティックスがリードして試合を進めるなか、第4クォーター残り8分40秒にダンカン・ロビンソンの3ポイント、直後の攻撃でジミー・バトラーがティップインを決めてヒートが逆転。しかしセルティックスもブラウンのゴールですぐにリードを奪い返すと、残り5分過ぎにはマーカス・スマートの3点プレーで10点差をつける。
  それでも諦めないヒートは、残り3分から9-2のランで2点差に迫ると、ラスト3秒にバトラーが3本のフリースローを獲得。大黒柱がプレッシャーのかかるショットをすべて沈め、ヒートが103-102と逆転して勝負ありかと思われた。

 しかし、セルティックスの最後の攻撃。スマートの3ポイントショットのこぼれ球を、デリック・ホワイトがブザー寸前で押し込んで劇的な逆転勝利。敗退の瀬戸際から、決着を最終第7戦に持ち込んだ。

 セルティックスはテイタムが31得点、11リバウンド、5アシスト、ブラウンが26得点、10リバウンド、スマートが21得点をマーク。殊勲の決勝点をあげたホワイトは11得点、6アシスト、3ブロックの活躍を見せた。NBAの歴史上、0勝3敗から4連勝でシリーズを突破したチームは存在しないが、史上初の大逆転突破へ弾みをつけた。

 一方、目前でシリーズ突破を逃したヒートは、バトラーが24得点、11リバウンド、8アシストの活躍も、FGは5/21と苦戦。ケイレブ・マーティンが21得点、15リバウンド、ゲイブ・ヴィンセントが15得点、ロビンソンが13得点、バム・アデバヨが11得点、13リバウンドと奮闘したものの、チーム全体のFG成功率は35.5%にとどまった。

 運命の第7戦は29日(日本時間30日)、ホームコートアドバンテージを持つセルティックスの地元ボストンで行なわれる。勝てばファイナル進出、負ければシーズン終了の大一番、両チームの意地がぶつかり合う激闘になりそうだ。

構成●ダンクシュート編集部
 
   

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