「イヌ」「zone 存在しなかった命」の北田直俊が手がけた「佇むモンスター」が、6月4日から10日にかけて神奈川・シネマノヴェチェントほかで公開される。



2021年に起きた母親による男児殺害事件に着想を得た本作は、モンスター映画を個人製作している男・賢治と、精神疾患のある母親から虐待されている少女・樹梨杏の交流を描くホラー。ある日、賢治は町をさまよっていた9歳の樹梨杏と出会い、親しくなる。そして樹梨杏が学校に通っておらず、母親から虐待されていることを知る。賢治は監視用の犬型おもちゃを樹梨杏に渡し、虐待を受けたときは録画スイッチを入れて撮影するように伝える。後日、樹梨杏から受け取った犬型おもちゃには、目を背けたくなるような映像が記録されていた。
舞台を中心に活動する柳内佑介が賢治役、「7才の夏」のAIRIが樹梨杏役、「彷徨う魂」の山野はるみが樹梨杏の母・梨子役で出演。そのほか剛州、池田ヒトシ、生井みづき、児島功一もキャストに名を連ねた。YouTubeでは予告編が公開中。
「佇むモンスター 」は東京の座・高円寺2でも9月5日に公開される。
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