契約最終年の看板選手とシーズン中の残留交渉をするのは、よくある話。一般論として、交渉決裂となった場合、チームはその選手を放出して有望な若手選手を獲得するが、エンゼルスはそうならないと言う。
「エンゼルスのオーナー、アルトゥーロ・モレノ氏が『大谷を追い出した男』として歴史に名を残すことをものすごく嫌がっているんです。汚名を残して笑われるくらいなら、契約満了後の大谷に移籍され、戦力補充できなかったほうがまだマシだと……」(同前)
コーラ監督にサインのお使いを頼んだ(?)劉致榮だが、マイナーでは二刀流にチャレンジしている。「二刀流」が大谷の気を引いたのだと思われるが、コーラ監督は直接会話ができたことで、大谷の性格も分かったはずだ。
「コーラ監督は選手の獲得交渉に自ら参加することもありました。澤村拓一(現・ロッテ)とも契約交渉の途中で話をしています」(同前)
今オフ、コーラ監督は大谷を口説き落とすヒントを得たのだろうか。
広告の後にも続きます
(飯山満/スポーツライター)