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『ワイルド・スピード』最新作が北米No. 1!全世界興収はすでに3億5000万ドルを突破

MOVIE WALKER PRESS

先週末(5月19日から21日)の北米興収ランキングは、「ワイルド・スピード」シリーズの最新作にして最終章の幕開けとなる『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』(日本公開中)が堂々初登場ナンバーワンを獲得。まずはそのオープニング成績を、これまでのシリーズ作と比較していこう。

シリーズ史上最高額の製作費3億4000万ドル(これは歴代の製作費ランキングでも第8位となる破格の金額)をかけて作られた『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』だが、そのオープニング興収は4046館で6701万ドル。コロナ禍で度重なる延期を経て公開された前作『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』(21)がおよそ7000万ドルのスタートだったことを考えると、正直物足りない数字といえなくもない。

もっとも、シリーズ7作目の『ワイルド・スピード SKY MISSION』(15)がオープニング興収1億4718万ドルを記録した以外は、オープニングで1億ドルを超えた作品がないのがこのシリーズ。それでも5作目から8作目までは北米興収2億ドルを突破しており、6作目以降はスピンオフも含めて全世界興収7億ドルを超えるメガヒットを記録している安定感(7作目は15億ドル、8作目は12億ドルでずば抜けている)。息の長い興行が期待できること、また全世界興収ではすでに3億5000万ドルを突破し、額面上は製作費を回収していることを考えれば、このオープニング成績でも充分納得のいえるものであるといえよう。

なにより今回は最終章の“前編”。現時点では2025年に完結編となるシリーズ11作目が控えているが、ヴィン・ディーゼルはこの最終章が3部作となる可能性を示唆している。そうなるとメインシリーズはあと2本、また新たなスピンオフが製作される予定もあるので、まだまだ「ワイスピ」はドル箱シリーズとして君臨し続けることになるだろう。

公開3週目も好調を保ち、2位に食い下がった『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー/VOLUME 3』(日本公開中)は、北米累計興収2億6000万ドルを突破し、MCU作品の歴代20位に(まだそんな位置なのかと驚かずにはいられないが)。おそらく最終的な着地点は、1作目を上回り、2作目にわずかに届かないといったところだろう。

また、『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(日本公開中)は北米累計興収5億4900万ドルを超え、北米歴代興収ランキングの14位まで浮上。ひとつ上の13位には、アニメ映画史上最高成績を保ち続ける『インクレディブル・ファミリー』(18)がおり、その差は5000万ドル。週末3日間の成績が1000万ドルを割り込んできたなかで、それを超えていくのは決して容易ではなさそう。

ちなみに全世界興収ランキングではすでに『インクレディブル・ファミリー』を超えており、こちらで上位に待ち構えているアニメ映画は「アナと雪の女王」シリーズの2作だけだ。

文/久保田 和馬
 
   

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