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「プレーオフ進出も残留の動機にならず!」FA大谷翔平の去就を巡って米識者が独自見解!エ軍には「トレード期限までに決断すべし」と注文も

THE DIGEST

 早くもシーズン開幕から2か月が経過しようとしているメジャーリーグ。各地で熱戦が連日繰り広げられるなか、注目度を高めているトピックがある。今季終了後にロサンゼルス・エンジェルスとの契約満了を迎え、延長契約にサインしなければフリーエージェント(FA)となる大谷翔平の去就だ。

 2014年以来、9年ぶりのプレーオフ進出を目ざすエンジェルス。現時点では、テキサス・レンジャーズ、ヒューストン・アストロズに次ぐア・リーグ西地区3位に付けている。以前に「ヒリヒリする9月を過ごしたい」と発言した大谷だが、はたして彼をチームに残留させるためには、どのような条件が必要なのだろうか。

 現地5月26日、米老舗スポーツ誌『Sports Illustrated』は、「オオタニの将来が不透明ななか、米放送局『ESPN』の識者がエンジェルスのフロントオフィスを酷評した」と題する記事を掲載。「プレーオフ進出さえ残留の動機にならないと考えている!」といった力強い言葉を含め、現地25日の放送内で司会者とコメンテーターが交わした会話の内容を取り上げている。

 まず、司会者のトニー・コーンハイザー氏は、「オオタニを引き留めるのにプレーオフ進出が必要だと考えているのなら……」と話し始めると、「いったいそこに何の意味があるのか?」と疑問符をつける。「現時点で何の意味もない。トレード期限は迫っており、エンジェルスが『FAになったら何も得られないから、彼をトレードさせる』と言うかもしれない」と指摘した。
  また、「フロントオフィスはいま、妄想を抱いているだろう」と言及したのは、同局のコメンテーターを務めるマイケル・ウィルボン氏。「最後にエンジェルスがプレーオフに進出してから長い時間が経っている。なぜ、ポストシーズンに進出できると思うのか? そして、彼らはとにかくそれ(トレード期限)までに決断しなければならない」と論じている。

 今季も二刀流で世界中のファンを魅了している大谷。来季はエンジェルスに残留するのか、それとも異なる球団のユニホームに袖を通すのか。今後下される決断やいかに――。

構成●THE DIGEST編集部

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