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SNSで話題の「しゅくだいやる気ペン」、なぜ開発? 大人が使っても効果あり? コクヨに聞いた

オトナンサー


SNS上で話題の「しゅくだいやる気ペン」(コクヨのホームページより)

【大人でもやる気が出そう!】鉛筆を動かすとライトが光る…「しゅくだいやる気ペン」の使い方、動画で丸わかり!

 コクヨ(大阪市東成区)の鉛筆に装着するIoT文具「しゅくだいやる気ペン」(税込み6980円)がSNSを中心に注目を集めています。スマホと連動するのが特徴で、本体に付属のセンサーが鉛筆の動きを感知し、鉛筆が動いた時間に応じて、「やる気パワー」と呼ばれるポイントがたまります。ポイントの量に応じて、本体のLEDライトが10段階に変化するほか、スマホの専用アプリでは、たまったポイントですごろくゲームを楽しむことが可能です。

 もともと子ども用の文房具として2019年に発売されましたが、SNS上では、「子どもの頃、こういう商品が欲しかった」「お仕事やる気ペンないのかな」といった内容の意見が上がっており、興味を持つ大人は多いようです。同社によると、これまでに累計で3万3000本以上を出荷しています。

 なぜ、このような商品が誕生したのか、気になりませんか? 子どもだけでなく大人が使った場合も、やる気が出て作業がはかどる可能性はあるのでしょうか。商品を開発した、同社のイノベーションセンター 学びソリューション事業部の中井信彦さんに聞きました。

父親としての思いを反映

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 中井さんによると、新たな事業の柱となるような分野を模索する中、デジタルとアナログの掛け合わせである「IoT文具」の開発を検討していたそうです。

 そんな中、「しゅくだいやる気ペン」の商品化に至ったのは、自身の父親としての思いでした。中井さんは、「新事業を考えていた時期は、ちょうど私の子どもが小学1年で書くことが苦手だったこともあり、父親としてなんとかしてあげたいという思いもありました。『子どもが書くことが好きになる』という商品が開発できないかと、漠然と考えていました」と述懐しました。

 その後、学習内容が難しくなり始める小学2~3年の子どもを中心に、6歳から小学4年までの子どもをターゲットに、2019年に発売しました。

 しゅくだいやる気ペンを使うメリットは、子どもの日々の頑張りを「見える化」し、「やる気」を育むことができる点だと強調します。鉛筆を動かした時間に応じてやる気パワーがたまり、本体のLEDライトが「緑」「黄色」「赤」など10段階に変化するほか、スマホのアプリにも日々の取り組みの状況が反映されるため、親子で確認をすると、よりやる気につながるという仕掛けが特長になっています。

 中井さんは、親子で成果を確認するときは、親が解答の正誤を指摘するよりも、子どもの日々の努力に注目して褒めてあげることが大事だと話しました。その理由について、「親に褒められることで、子どもはしゅくだいやる気ペンでますます書きたくなる」という好循環が生まれるからだと力説してくれました。

 さらに、日々の勉強でたまったやる気パワーを使い、アプリですごろくゲーム「やる気の庭」を楽しむことができるのも、この商品の特長です。これは、アイテムを入手しながらゴールを目指すゲームで、テーマは恐竜や海の生き物など20種類、アイテムは200種類以上に及び、子どもが楽しめる仕掛けが施されています。

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