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一流オペラ教師とラッパー ヴィクトル・ユゴーで即興ラップ 「テノール!」本編映像

映画スクエア

 2023年6月9日より劇場公開される、一流オペラ教師とその日暮らしのラッパーの出会いがもたらす奇跡を描いた映画「テノール! 人生はハーモニー」から、本編映像の一部が公開された。

 アントワーヌがマリーの自宅で基礎的な呼吸法の訓練をしていると、マリーは突然「ヴィクトル・ユゴーは好き?」と切り出す。マリーは詩集を開き、「明日、夜明けとともに」の一節を読み始める。次の節をアントワーヌがラップ風に読みあげるとマリーもラップで応じ、息もピッタリなふたりは次第にノリノリになっていく。マリーは「ラップも呼吸が大事でしょ?」とアントワーヌに語りかけ、彼も「ラップバトルだ。先生はいい線いってる」と満足気な姿を見せる。こうしてマリーは、これまで我流でラップに打ち込んできたアントワーヌの気分を盛り上げるのだった。

 このシーンでラップを刻むアントワーヌは、マリーのパートでさりげなくヒューマンビートボックスを披露しており、演じているビートボクサーのMB14自身の魅力を最大限に生かした、遊び心に満ちたシーンとなっている。

 本作が単独初監督となるクロード・ジディ・ジュニア監督は、このワンシーンでも圧倒的な才能の片りんを見せるMB14の起用について、「この映画を準備していた2016年、この頃誰もが「THE VOICE」に釘付けになっていた。MB14がクーリオの「Gangsta’s Paradise」のループ演奏を披露したのを見たとき、プロデューサーのラファエル・ベノリエルと僕は“うわぁ、これはヤバい!”とメールし合ったんだ。MB14の才能とカリスマ性は一目瞭然だった」「彼は最初から僕らが求めるすべての必須条件を満たしていたけど、心配要素もあった。でも、初めて話した時から、MB14は歌手になるずっと前からいつも演技をすることを夢見ていたことを知った。撮影の間も演技への理解力が常に正確だから、僕は監督として彼の演技の精度と彼がもたらす新鮮さの両方を捉えようと努めたんだ」と語っている。

 「テノール! 人生はハーモニー」は、その日暮らしのラッパーである青年アントワーヌを主人公とした作品。芸術の中心地パリの、オペラ座。スシ屋の出前でやってきた青年アントワーヌは、エリートレッスン生に見下される。だが、アントワーヌが仕返しに歌ったオペラの歌まねは、プロも驚くまさかの超美声だった。ラップが趣味のフリーターだったアントワーヌの才能にほれ込んだオペラ教師マリーは、バイト先にも押しかけて猛スカウト。次第にオペラに興味を持ちはじめるアントワーヌは、「オペラ座とは住む世界が違う」と思いながらも、内緒でマリーからオペラの猛レッスンを始める。

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 数年がかりの説得によって、多くのシーンが実際にオペラ座内部で撮影されており、絢爛豪華な吹き抜けの間や、ヴェルサイユ宮殿の鏡の間を思わせるグラン・ホワイエ(大広間)、有名なシャガールの天井画も見られる。

 主人公の青年アントワーヌを演じるのは、日本版の地上波放送も始まった人気オーディション番組「THE VOICE」で準優勝した経験を持つ、ビートボクサーのMB14。劇中すべてのオペラ歌唱に挑戦し、「蝶々夫人」「椿姫」「トゥーランドット」などのオペラの名曲を歌い上げる。才能あふれる青年との出会いによって、自らの人生も大きく動き出すことになるオペラ教師マリーを演じるのは、「100歳の少年と12通の手紙」などのミシェル・ラロック。世界的なテノール歌手のロベルト・アラーニャも本人役で出演する。監督は、本作が単独初監督となるクロード・ジディ・ジュニア。

【作品情報】
テノール! 人生はハーモニー
2023年6月9日(金) 新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次ロードショー
配給:ギャガ
© 2021 FIRSTEP – DARKA MOVIES – STUDIOCANAL – C8 FILMS

 
   

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