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ヴィッセル神戸に“イニエスタロス”…山口蛍は神戸移籍の一因に「アンドレスとプレーしたかった」

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吉田孝行監督「選手に与えた影響は大きい」

ヴィッセル神戸MFアンドレス・イニエスタ(39)が退団を発表した。2018年5月24日に入団会見を開いてからちょうど5年。7月1日にノエビアスタジアム神戸で行われる第19節・北海道コンサドーレ札幌戦を最後に、スペインが生んだスーパースターはチームを去る。

ここまでJ1通算113試合21得点。会見で「ずっと自分はここで引退する姿を想像してきました」と話した通り、輝かしいキャリアを、愛する神戸の地で終えるのだろうと思っていたのは本人だけではないはずだ。

しかし、今季出場はわずか3試合。チームが首位を走る中、プロとして出場機会を求めて移籍することが苦渋の決断だったのは、会見中にこぼれ落ちた涙が物語っている。

26日にオンライン会見に出席した吉田孝行監督は「サッカーの部分もそうだが、普段からプロフェッショナルな姿勢を示し、一番近くで接している選手に与えた影響は大きい」と吐露。チームがJ2降格危機に陥っていた昨年6月29日に監督就任した際は「勝っても順位は上がらないし、非常に苦しい状況だったが、キャプテンとしてまとめてくれたり、引っ張ってくれたのは印象に残ってるし、有難かった」と振り返った。

山川哲史「アンドレスがいないと厳しくなる」

イニエスタの退団は選手たちの心理面にも少なからず影響を及ぼす。MF山口蛍は「Jリーグに来るまではテレビでしか見ることができず、まさか日本に来るとは思わなかった。僕が神戸に来たのもアンドレスとプレーしたいというのもあった」とセレッソ大阪から2019年に神戸に移籍した一因であることを明かした。

その上で「会見を見て、できれば最後まで一緒にやりたかったのが本音だが、プロとして試合に出たいというのはあって当然なので、そこは理解している」と必死に前を向いた。

また、DF山川哲史は「攻め込まれている時にセカンドボールを拾ってアンドレスにつなげば取られないので、そこで守備から攻撃へ上がる時間が作れた。アンドレスがいなくなると厳しくなる」とCBとしての視点で回顧。

「アンドレスは神戸や日本サッカー界のことを考えていて、勝つこと以外にも神戸に貢献してくれた。今後もチームとしてJリーグや世界のサッカー界でアンドレスが築き上げたものを引き継ぎながら戦う」と決意を新たにした様子だった。

吉田監督は「チームにとっては必要な選手だと思うが、決まった以上はみんなでやっていく。7月1日までゲームがあるので、残りの期間もチームの戦力になってもらいたい。勝つためにやってきてるし、今の時点で何試合先の話をしても仕方ない。目の前の状況でいい選手を使っていくだけ」と今後の起用については明言を避けた。

ヴィッセル神戸として初タイトルとなった2020年元日の天皇杯優勝や、ACL(アジアチャンピオンズリーグ)ベスト4進出など輝かしい功績だけでなく、キャプテンとしてチームメイトをまとめるなど有形無形の財産を残したイニエスタ。残りわずかな期間で、神戸のユニフォームをまとった雄姿をしっかりとまぶたに焼き付けたい。

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