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アメリカザリガニとアカミミガメ、6月1日から「条件付き特定外来生物」に指定 野外放出などが違法に 懲役や罰金の可能性も

ABEMA TIMES

 ペットとして親しみのあるアメリカザリガニと、“ミドリガメ”と呼ばれるアカミミガメが、6月1日から条件付き特定外来生物に指定されます。野外へ逃がすことなどが違法となり、懲役や罰金が科される可能性もあります。

【映像】飼うのが難しくなったら、どうする?環境省に聞いた

「6月1日以降、アカミミガメおよびアメリカザザリガニの野外への放出・販売・購入などを許可なくを行うことが禁止されます。飼い主の皆様には絶対に屋外に放出せず、最後まで大切に飼っていただくようお願いいたします」(西村環境大臣)

 アメリカザリガニとアカミミガメは、6月1日から条件付きの特定外来生物に指定されます。一般の人が家庭でペットとして飼うことは届け出などなく今後も認められますが、野外へ放したり、販売や輸入などを行ったりすることは禁止されます。

 また、十分な対策をせずに逃げ出した場合も違法となる可能性があります。

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「環境省のアメリカザリガニとアカミミガメの相談ダイヤルでは、今回の規制の内容や飼育の相談などを受け付けております」(環境省・外来生物対策室の武藤静室長補佐)

 環境省では、対処に困った際に問い合わせができる相談ダイヤルを設置していて、4月末までに267件の相談がありました。

「一度持ち帰ったものは、できるだけ最後まで飼っていただきたいです。安易に持ち帰らないということは(家庭で)話し合っていただきたいです」(環境省・外来生物対策室の武藤静室長補佐)

 飼うことが難しくなった場合はどうするのか。環境省は、他に最後まで飼える人を探して、無償で譲り渡してほしいとしています。その上で、武藤室長補佐は「譲り渡し先が見つからなかった場合には、かわいそうではあるんですけど、できるだけ苦痛を与えないようにその命を終わらせていただくこともやむを得ない」と話している。

 具体的には、対応可能な事業者を探すほか、「冷凍」という手段もあるとします。専門の冷凍庫が望ましいとしたうえで、それがない場合は家庭の冷凍庫の食材を全て出し、ザリガニをタッパーなどに入れてさらにテープで密閉し、厚手のビニール袋に入れて1週間ほど置くとしています。取り出した後も冷凍庫内の消毒を行うなど、注意をしてほしいということです。

 環境省によりますと、日本国内では家庭などでアメリカザリガニが約540万匹、アカミミガメは約160万匹飼育されていると推定されています。

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