【動画】王者相手に三笘薫が躍動! マンC戦ハイライト 今季の王者を本拠地アメックス・スタジアムに迎えた一戦、「アルビオン」は25分にフィル・フォデンに先制ゴールを許し、31分に三笘薫がゴールネットを揺らすもハンドで無効とされるが、その7分後にフリオ・エンシソが強烈なミドルを叩き込んで同点とする。終盤に入り、ハーランドにヘディングシュートを決められて再度勝ち越されたと思いきや、直前のファウルでこれも取り消され、ともに勝点1を分け合うこととなった。
この試合でも定位置の左ウイングで先発出場を果たした三笘は、カイル・ウォーカーとの対決では苦戦したものの、多くのチャンスメイクで貢献。またフィニッシュに絡むことも多く、前述のCKをダニー・ウェルベックがフリックしたボールをファーポストから身体で押し込むもハンドと判定された場面の他、味方のクロスが何度も彼に合い、抜け出してのシュートを相手GKにブロックされ、ダイレクトボレー、ヘディングシュートは枠を外した。
そんな日本人アタッカーについての現地メディアの評価を見ると、スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』は10点満点の採点でチーム2番目タイとなる「7」を与え、英国公共放送『BBC』の視聴者による採点では出場15人中の6番目となる「7.31」。そして、スポーツ専門サイト『90min』の採点も同じくチーム2番目タイの「7」で、こちらは寸評で「ボールをゴール内に流し込んだが、手を使ったと判断された」とゴール取り消しの場面に言及している。
地元メディアでは、『Sussex Express』もやはり「7」(こちらもチーム2番目タイ)を与え、「この男は決して走ることを止めない。そして、フル稼働しているにもかかわらず、めったに休むことはない。日本のスターは、CKからボールをゴールに押し込んだが、ハンドとして認められなかった。後半にはより多くのものを見せたが、2度のシュートで1本はクロスバーを越え、もう1本はセーブされた」と、そのプレーを振り返った。
一方の『Sussex Live』は、「スピーディーな(マーカーの)ウォーカーにはあまり走り勝てなかったが、それでもそのプレーはチームにとって効果的だった。このイングランド人選手に追い立てられたものの、ボールを持った場面では落ち着いていた」とポジティブに評し、こちらも採点ではチーム2番目の「7」が与えられている。
また、『The Daily Telegraph』紙は、今季序盤に突然チェルシーに引き抜かれたグレアム・ポッターの後を受けて監督に就任し、好チームを構築してクラブを新たな高みに導いたロベルト・デ・ゼルビを称賛する中で、「三笘はイタリア人監督が到着するまで、プレミアリーグでは先発出場したことはなかったが、今では欧州で最もエキサイティングなウインガーのひとりとなっている」と賛辞を贈った。
構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】「哀れなヌネスを完全に打ち負かした」三笘薫、歴史的大勝劇で相手DF翻弄! 現地メディアも軒並み高評価
【関連記事】「今季最高の補強だ」久保建英、途中出場で絶大な存在感! リーグ7得点目に現地メディアは高評価「チームメイトに模範を示した」
【関連記事】驚異の黒字経営で33年ぶりのカルチョ王者に返り咲いたナポリ! CL優勝へ日本代表選手が戦力補強の有力ターゲットに!?