夏の7~8月は当然ですが、食中毒は6月や9月も要注意なのだそう。
■弁当で食中毒を防ぐために注意すべき3つの点日本橋弁松総本店によると、食中毒を防ぐために気を付けるべきなのは「(食中毒菌を)付けない」「増やさない」「やっつける」の3点。
「食中毒菌はバリエーションがあり、手指の傷や鼻などに付着している『黄色ブドウ球菌』なんかは特に強敵です。加熱すれば菌は死にますが、産生された毒素は消えません」と、とにかく食中毒菌を食材に付けないことが大切だそう。
お弁当を作る際は、手指をよく消毒し、素手ではなくビニール手袋をはめて調理するのがよさそうです。
日本橋弁松総本店からのアドバイスに、ネット上では「熱々のご飯と温めた冷凍食品を詰めてたのでお弁当がよく腐ってました」と心当たりがある人からの声や「日本最古のお弁当屋さんの言うことには説得力がある」「プロからのすごく良いアドバイス!」などの称賛の声が上がっています。
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日本橋弁松総本店は、現存する中では日本で最古の弁当屋で、創業約170年。
それだけ歴史のある弁当屋からの注意喚起ということで、多くのネットユーザーが説得力を感じているようです。
■そのキャラ弁作り、食中毒菌の温床になってるかも!また、日本橋弁松総本店のツイート主自身も「個人的にも昔はもっと衛生面ゆるかったのに何で大丈夫だったのだろうか」との疑問を持っていたそう。
そして、ユーザーからの意見を参考に考えたこととして「平均気温が上昇している」「悪さする食中毒菌の種類が入れ替わった」といった理由の他に「映え優先の危険な弁当が増えた」ことを理由に挙げています。
これにはインスタ映えを狙って凝ったキャラ弁を作ることの危険性を疑問視する声が上がりました。
キャラ弁の見栄えにこだわるあまり、食材を素手で何度も触ったり器具の消毒を怠らないよう気を付ける必要がありそうです。
■日本橋弁松総本店「全ての弁当が安全安心に食べられることを願います」ツイートでは最後に「市販の弁当もご家庭の弁当も全ての弁当が安全安心に食べられることを願います。弁松もより一層気を引き締めます」とまとめた日本橋弁松総本店。
老舗弁当屋からの注意喚起に「改めて勉強になりました」「本当に有難い、弁松さん この時期こそ要注意です」など、感謝の声と共に家庭での弁当作りを見直したネットユーザーも多いようです。
年々夏場の気温上昇が話題になりますが、暑すぎる日本においての「弁当を持たせる」という文化に疑問を感じている人も数多く見受けられ、今後どのような動きになっていくのか注目の展開となっています。
食中毒にならないよう、また、家族など大切な人を食中毒で苦しませないよう注意していきたいですね。
(文:二木もなか/編:GourmetBiz編集部)