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Snow Man、新旧自己紹介ラップから見えるグループの進化 阿部亮平の工夫が冴え渡る楽曲に

Real Sound

Snow Man

 Snow Manのグループ初となる4大ドームツアー『Snow Man 1st DOME tour 2023 i DO ME』がいよいよ幕を開ける。5月26日の京セラドーム大阪を皮切りに、東京ドーム、福岡PayPayドーム、バンテリンドーム ナゴヤまで全10公演を駆け抜ける。

(関連:Snow Man 阿部亮平、ソロ活動の充実に加え音楽面でも活躍 作詞で発揮されるキャッチーなセンスと語彙力

 ジャニーズグループのライブではメンバーの特徴をとらえた紹介曲が披露されることが多い。Snow Manも紹介ラップ曲として「紹介RAP ~We are Snow Man~」が親しまれていたが、5月17日にリリースされた3rdアルバム『i DO ME』の通常盤にボーナストラックとして収録された「Nine Snow Flash」が新たな紹介ラップ曲であることがファンの間で大きな話題となっている。新旧の紹介ラップを聴き比べ、どのような進化が合ったのか注目してみたい。

 「紹介RAP ~We are Snow Man~」「Nine Snow Flash」はいずれもメンバーの阿部亮平がリリックを綴っている。2曲の大きな違いの一つはメンバーの紹介順だろう。「紹介RAP ~We are Snow Man~」は渡辺翔太から紹介されているが、「Nine Snow Flash」は岩本照からの紹介となっている。発売当初はどうして変更されたのか不思議であったが、ここには同曲を携えて初ドームに“挑む”阿部ならではの心憎い演出が隠されていたのだ。ドームツアーに合わせて販売されたペンライトの点灯順が公式のクレジット順番をふまえた黄(岩本)→紫(深澤辰哉)→白(ラウール)→青(渡辺)→オレンジ(向井康二)→緑(阿部亮平)→黒(目黒蓮)→赤(宮舘涼太)→ピンク(佐久間大介)となっており、この順番でパフォーマンスすれば、メンバー紹介の際にファンがペンライトの色をメンバーカラーにしやすいという配慮なのではとファンの間で話題となっている。

 さらに細かく前作と今作を聴き比べると、デビューから破竹の勢いで4大ドームに挑む夢を実現した9人の成長も実感することができる。

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ファンお気に入りのフレーズも大切に引き継がれた心遣い

 前作でも〈肉体美誘う人目〉と歌われていた岩本の肉体美について、今作では〈鋼の肉体〉と歌われており、さらに〈見えてくる FINAL STAGE〉と、岩本のライフワークともいえる『SASUKE』(TBS系)を思わせるフレーズが登場。プロの振り付け師も“Mr.岩本”と賞賛する岩本の振り付けセンスにも触れている。

 深澤については最年長のキーワードはそのままに、〈トークを回そう〉から〈回してMC〉へと変更。ライブやグループの冠番組などで、安定感溢れる采配を振るうまでの成長を表している。また一部のファンの間では〈最年長、眠い?…訳じゃないよ〉の部分が嵐の紹介ラップ「嵐 La tormenta 2004」の大野智を紹介する〈眠たいわけではないでしょ? こいつが一応 最年長〉へのオマージュではないかという声も。

 今作で〈センターのCuteな天使〉と綴られたラウールは、モデルとしてインターナショナルに活躍する姿を〈ランウェイはCoolにチェンジ〉と表現している。

 ジャニーズの“美容番長”として君臨し、美容クリニックの単独CM出演も果たした渡辺は〈“美(Beauty)”降臨〉でありながら、ジャニーズの中でも屈指の歌唱力は〈その歌で 黙らせようか〉と前作の〈その美声で 黙らせようか〉と似たフレーズをあえて残すことで、デビュー前から現在まで変わらない渡辺の歌声への信頼感が窺える。

 前作で誰からも愛される人懐っこさを〈甘えん坊like子犬〉と例えられた向井は、今作ではめきめき腕を上げているフォトグラファーとしての姿に触れたうえで〈あなた迎えに行く王子 向井康二〉とアイドルらしいフレーズも。ライブでの声出し解禁の流れを汲んで、ファンからの“康二、王子、康二”のレスポンスも念頭においてのリリックであるように思える。

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