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井上小百合「クソ野郎の役を海宝さんがやるの?」音楽劇『ダ・ポンテ』歌唱披露イベント

TOKYO HEADLINE

 音楽劇『ダ・ポンテ~モーツァルトの影に隠れたもう一人の天才~』が6月からの公演を前に、有観客歌唱披露イベントを5月25日に東京・日比谷シアタークリエにて開催した。

『ダ・ポンテ~モーツァルトの影に隠れたもう一人の天才~』は、モーツァルトの三代名作オペラ『フィガロの結婚』『ドン・ジョバンニ』『コジ・ファン・トゥッテ』誕生の背景にある、詩人とロレンツォ・ダ・ポンテの人生を描く新作の音楽劇。誰もが知るモーツァルトの名曲をモチーフにしたナンバーとオリジナル曲に細やかな人間ドラマを織り交ぜた作品になっている。 

 同イベントに登壇したのは、主人公ロレンツォ・ダ・ポンテを演じる海宝直人、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト役の平間壮一と宮廷作曲家サリエリ役の相葉裕樹、ダ・ポンテの恋人役の井上小百合の4名に加えピアノ奏者の松木詩奈。

 歌唱披露ブロックでは海宝が、この作品のテーマ曲『この静かな』を歌い上げ、続いて平間が『僕が拍手をするんだ』、相葉が『ヴィヴァ、イタリア!』、井上は『街角の女の子』を歌唱した。最後はデュエット曲『最高の相棒』を海宝と平間が披露した。

 歌唱披露に続きトークセッションが行われ、平間は自身が演じるモーツァルトについて「モーツァルトは破天荒なんだろうなと思って台本を読んだら、普通の青年だって思いました。なので自分らしく役を作っていこうと思いました。優しいモーツァルトにしていきたいです」。

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 相葉は「自分の役は悪役って聞いていたんですけれど、思ったより悪役ではない印象でした。ダ・ポンテや色々な音楽家がいたことを知る良いきっかけになればいいと思います」。

 井上は「私が演じるフェラレーゼはとても強い人物で、オーバーに歌唱などをトライしていこうと思います。このお話をいただいてダ・ポンテという人物を知って、とにかくクソ野郎で本当になんてクズなんだって、それを海宝さんが演じるってどうなるんだろうって。でも海宝さんが演じるとチャーミングになっていて驚きました。今まで描かれてこなかった人物のお話しで、新しい未知のことにチャレンジしているので、そんな瞬間を皆さんに目撃して欲しいです」。

 海宝は「ダ・ポンテという人物をこのお話をいただくまで、恥ずかしながら知りませんでした。調べてみると波乱万丈でドラマチックな人生をおくっていた事を知りました。エンターテイメントとして楽しんでいただきたながら、生きているっていいなって感じされる作品になるように稽古をしています。本番まで作り込んでいきますので、ぜひ劇場に足を運んでくだい」と思いを語った。

 音楽劇『ダ・ポンテ~モーツァルトの影に隠れたもう一人の天才~』は6月21日よりシアター1010、7月9日より東京建物 Brillia Hallにて上演される。

 
   

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