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「惚れ惚れする美しさ」40代男性、セリアの110円ウッドクラフト“日本の城”に歓喜

日刊SPA!

「惚れ惚れする美しさ」40代男性、セリアの110円ウッドクラフト“日本の城”に歓喜

 筆者は、東京都内のゲストハウスを転々としながら、日雇い派遣の仕事を中心に、まったくお金にもならない小説を書くという生活を続けている。当然、生活費を抑える必要がある。そんななかで衣食住にまつわるグッズが低価格でそろう「100円ショップ」は欠かせないものだ。
◆木製の立体パズル

 SNSで100円ショップのセリアに細密ウッドクラフト(税込110円)という木製の立体パズルが売られているという情報を入手した。日本の城、西洋の城、五重塔、風車の4種類あり、どれもその名のとおり細密で実に面白そうである。が、その全種類を購入すべく近所の同店を訪れてみると、よほどの人気商品で品薄になっているのか、店頭に並んでいたのは日本の城と五十塔の2種類のみ。

 仕方ないのでその2種類だけ購入し、早速、組み立ててみることにした。

◆細部まで圧巻の仕上がり「日本の城」

 日本の城から開封すると、本体のボード、紙ヤスリ、組み立て図が1枚ずつ入っている。まずはボードからすべてのパーツを抜き取る。このとき、カッターを使ったほうが抜き取りやすいとのことなのだが、使わなくても特に問題はなかった。ただし、小さなパーツが割れたりしないように細心の注意が必要である。

◆惚れ惚れする美しさ

 次に紙ヤスリで各パーツの端部分をなめらかに整えていくという。が、本当にすべての端部分に紙ヤスリをかけようとしたらとてつもなく時間がかかってしまう。というわけで、この工程は省略して組み立て始めることにしたのだが、しばらく進めたところで紙ヤスリが必要な理由がわかった。パーツの突起部分をなめらかにしていないと差し込み口の穴に入れにくいのである。そのため、突起部分にだけ軽く紙ヤスリをかけていくことにした。差し込み部分には接着剤を付けてしっかりと固定した。

 あとはそれほど難しいところはない。組み立て図を見ながら丁寧に組み立てていくだけである。約1時間ほどで完成させることができた。

 具体的に日本のどの城なのかはわからないが、約5センチ四方の大きさの中に城の千鳥破風なども巧みに表現されていて惚れ惚れする美しさである。

◆威風堂々たる佇まいの「五重塔」

 次に五重塔を組み立てる。こちらは日本の城に比べてひとつひとつのパーツが大きく、数が少なめである。そのため、難易度は低めで、約30分ほどで完成できた。が、その美しさは日本の城にまったく引けを取らず、威風堂々たる佇まいである。

 こうなってくると、残り2種類の西洋の城と風車のウッドクラフトもほしくなってくる。が、セリアを他にも何店舗か回ってみてもまったく売られていない。本当にこの2種類は売られているのだろうか……。

<取材・文/小林ていじ>

―[借り暮らし40代日雇い男の「100円ショップ」生活]―



【小林ていじ】
バイオレンスものや歴史ものの小説を書いてます。詳しくはTwitterのアカウント@kobayashiteijiで。趣味でYouTuberもやってます。YouTubeチャンネル「ていじの世界散歩」。100均グッズ研究家。
 
   

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