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巨人では異例!? ドラフト1位の右腕「セットアッパー転向」の波紋

アサ芸Biz

 2019年にドラフト1位で入団した巨人堀田賢慎の起用法に注目が集まっている。去る5月21日、二軍の日本ハム戦に堀田が先発した。初回を3者連続三振、それも、3者とも空振り三振。圧巻のピッチングだったが、ファンと対戦チームを驚かせたのは、その後。2イニング目のマウンドに立たなかったのだ。

「5月4日のJABA選抜新潟大会でも先発しましたが、やはり1回で交代しています」(スポーツ紙記者)

 堀田は今春キャンプ序盤で右肩を痛めたが、巨人は見切り発進で実戦登板させるチームではない。支配下に復帰した中川皓太にしても、「3月中の登板も可能だったが、大事を取って調整をペースダウンさせた」(関係者)ほどだ。

「堀田を1イニングしか投げさせないのは、リリーフに転向させるためです。今はその準備段階ということで、先発ローテーションの間隔で登板させています。今後は、試合途中から投げさせていく予定だと聞いています」(球界関係者)

 重く速いストレートには定評があった。6、7割の力で投げる先発よりも全力投球するリリーフのほうが合っているのかもしれない。しかし、こんな意見も聞かれた。

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「クローザーには大勢がいます。堀田がリリーフに転向したら、セットアッパーとして起用されるのでしょう。堀田は奥川恭伸を指名した後の“外れ外れ1位”とはいえ、ドラフト1位右腕なので批判的な意見も出ると思います」(前出・球界関係者)

 現在のプロ野球界において、強いセットアッパーと絶対的な守護神を持たないチームは優勝戦線で生き残れない。そう言っても過言ではないだろう。しかし、長い巨人の球団史において、ドラフト1位投手が若手時代にセットアッパーを務めた例は見当たらない。

「昨季のオープン戦中、『大勢をクローザーに』との進言があったとき、原監督も悩みました。巨人には『ドラフト1位投手=先発』という考えが根強いのかもしれません」(ベテラン記者)

 目下、一軍では復帰した中川とオリックスから移籍した鈴木康平がクローザーの大勢につなぐ形が構築されつつある。ここに強いストレートを投げる堀田が加わるとなれば頼もしい限りだが、先発陣が万全なわけではない。堀田の中継ぎ転向は波紋を呼びそうだ。

(飯山満/スポーツライター)

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