脚本は「恋はつづくよどこまでも」(2020年)や「着飾る恋には理由があって」(2022年、ともにTBS系)など、幅広い世代の女性たちに支持された作品を多数執筆してきた金子ありさ氏が担当。同作は、動画配信サービス・Paraviでも配信されている。
■電車に乗り合わせた人々との“サバイバル生活”が幕を開ける
8時23分、いつもと変わらない朝。都心へと向かう電車では、SNSをチェックしたり動画を見たりとほとんどの乗客がスマートフォンを見ていた。昨日と同じ今日を迎える、誰もがそう思っていた。しかし、突如として都心へと向かう電車の一両が未来の荒廃した世界にワープしてしまう。
SNSはおろかスマートフォン自体が役に立たない世界に突然放り出された乗客たち。偶然か運命か、乗り合わせていた乗客たちによる、生き抜くための“サバイバル生活”が幕を開ける。
■主人公・直哉に関わる登場人物を演じるのは…
主人公のカリスマ美容師・萱島直哉を山田が演じるほか、山田とバディを組むことになる正義感溢れる消防士・白浜優斗役を赤楚衛二、二人と共にこの電車に乗り合わせた心根の優しい高校の体育教師・畑野紗枝役を上白石萌歌が演じる。
また、井之脇海、古川琴音、藤原丈一郎(なにわ男子)、日向亘、片岡凜、杉本哲太、松雪泰子ら個性豊かな面々がストーリーを盛り上げる。(以下、ネタバレを含みます)
■「6号車」が登場…ワープした先は2060年であることが判明
5月19日に放送された第5話では、「5号車」と同時に未来に飛ばされた「6号車」の人々が登場。IT企業の社長で6号車のリーダー的存在だという山本(萩原聖人)の案内で居住場所を訪れた直哉らは、調理場やトイレに風呂、おまけに個室まで整えられており、その充実した暮らしぶりに驚く。
そんな中、山本はここが未来だという確証があると宣言。偶然発見した船の無線機を動かしてみたところ、奇跡的に電波がつながり、現在は2060年であること、そして2026年に隕石が落下し、世界各地に大きな被害を与えたことが分かったという。その後、未来に戻れる可能性があると知った5号車の人々は、協力して風呂を作り上げ、生活環境を整えていく。
念願の風呂が完成し、思い思いの時間を過ごす乗客たち。生活が充実し、平穏な日々を取り戻したかのように思えた矢先、紗枝と玲奈は樹海で死体を発見する。土の中からちらりと見えた金髪の人物は、田中が持っている新聞に書かれている事件の“犯人”なのか、そして遺体を埋めたのは一体誰なのか。多くの謎を残したまま、物語は後半戦に突入する。
■ワープ当日に起こった“事件”が明かされる…第6話あらすじ
第6話は――
紗枝(上白石萌歌)と玲奈(古川琴音)は樹海を歩く中で、死体が埋められているのを見つけてしまう。あぜんとする二人の前に6号車乗客の矢島(鈴之助)らが現れ、二人を捕まえようとするも、紗枝だけが逃げ遅れてしまう。
逃げてきた玲奈から事情を聞いた5号車の面々は、米澤(藤原丈一郎)の先導で護身用の武器を作ることに。加藤(井之脇海)を刺し、紗枝を危険な目に遭わせている6号車の人々を、5号車の一同は敵と見なしつつあるのだった。
一方、紗枝を探して6号車へ辿り着いた直哉(山田裕貴)と優斗(赤楚衛二)は、乗り込んだ車内である衝撃的な光景を目撃し、山本(萩原聖人)を問い詰める。すると山本は、タイムワープ当日に起こった“事件”について語り始める。
――という物語が描かれる。
■直哉らが傷だらけに…“戦争”の予感にファン「5号車を巻き込まないで!」
公式ホームページなどで見ることができる予告動画は、“対立し始める5号車と6号車”のテロップとともに、直哉と優斗が6号車に乗り込むシーンからスタート。その後、優斗の「こちらの乗客に襲われたそうです」という声や、玲奈が「完全にここをなめてる!」と悔しそうにする場面も。
また、山本が「まずいとこ見られちゃったなあ」、「あなたが黙っていれば何の問題もない」と話す様子や、紗枝が暗闇の中で「誰かー!」と必死に叫ぶ姿が映し出される。第5話では“善人”に見えた山本の本性が描かれるのかもしれない。
さらに、直哉の「どこにいるんだアイツ!」という不安そうな声や、田中の「つぶし合い…戦争だ、戦争だー!」と叫ぶ声も。動画は、米澤が大粒の涙を流しながら「もう…戦わんとこ…」と声を震わせるシーンで幕を閉じる。
予告動画を見たファンからは「直哉と山本さんのリーダー対決が気になる…」「明るい米ちゃんの涙は本当につらい」「穏やかな5号車を巻き込まないで!」「6号車は紗枝ちゃんを監禁してる!?」「田中の“相棒”の存在が気になる…」「玲奈ちゃんと明石さん、何かが始まりそう!」「なんだかハードな回になる予感」などといった声が上がっている。