Safe Kids Japanでは、節分などで使用される豆について「4歳未満の子どもに食べさせないでください」などと注意書きを入れるよう、業界団体に要望するなどの取り組みをしている。
山中氏は「私たち死亡例や入院例をまとめた上で、提言・要望を考えている。豆まきは古来より続く大切な行事だが、気管に入って子どもが窒息死した例がある。そのまま食べさせるのはやめてほしいと呼びかけても、同じように亡くなってしまう。これをなんとかしようと、日本ピーナッツ協会に、袋の後ろに赤い字で“4歳まではそのまま食べさせないでください”と入れるよう頼み、表記されるようになった。そういう情報を発信することはできる」と説明した。
フリーアナウンサーの柴田阿弥は「私は4歳以下の子には豆が危ないというのは分かっていなかった。身体にいいと思って、親が与えることもあると思う。なるべく市場を守りつつ、メディアも“節分イエーイ”みたいなニュースだけではなくて、リスクあるということは伝えていかないといけない」との考えを示した。
では、少しでもリスクがあるものは全て禁止するべきなのか? 高橋氏は「こうした話をしていくと、“粘土も飲み込んだら危ない”ということになるが、粘土をなくすべきかというとそうは思わない。危険があるからこそ、幼い時から食べちゃいけない、こうやって使うものだと教えるわけだ。結局、知ることが第一歩目。危険性を小さい時から教える、その手順が大事なのでは」と述べた。
(『ABEMA Prime』より)