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養護施設出身者の自立支援を中心とした「7代目タイガーマスクプロジェクト」誕生。武尊「みんなで一緒に子供たちにいい環境を」と呼び掛け

TOKYO HEADLINE

 K-1史上初の三階級制覇王者である武尊(team VASILEUS)が5月24日、「7代目タイガーマスク」を襲名した。

 この日は「7代目タイガーマスクプロジェクト 記者発表会」が都内で開催され、武尊は初代タイガーマスクの佐山サトルから直接マスクを渡された。2人はそれぞれ養護施設や福祉施設の子供たちへの寄付をはじめとした社会貢献活動を行っているのだが、昨年、ある格闘技大会で出会い、それをきっかけに佐山が自らの活動の継承者として武尊に7代目襲名の話を持ち掛け、武尊が受諾。この度、養護施設出身者への自立支援を中心とした社会貢献活動を行う「7代目タイガーマスクプロジェクト」が誕生した。

 このプロジェクトの中核を担うこととなった武尊は「みんなで一緒にプロジェクトを盛り上げて、たくさんの子供たちに、夢とか希望とかを持って夢に向かえる環境を作ってあげたい」などと訴えた。

 同プロジェクトでは「日本では親と暮らすことができない子供が約4万2000人いる」「多くは高卒で就職」といった養護施設の現状を踏まえたうえで「児童養護施設を出た後の生活が不安定」「進学後の学費問題」「離職率が高い」「1回、就職に失敗したらたちまち窮地に」といった課題を設定。

 こういった課題解決のために「子供たちが退所(自立)した後も支援活動を継続すること」を目的とした「7代目タイガーマスク基金」の設立を発表。基金の活動内容は児童養護施設の子供たちの入所時の支援ばかりではなく、自立支援も含んだもの。具体的な活動として「自立に必要な物品の寄付」「自立に必要なスキルアップ授業を実施」「養護施設の状況の調査と発信」「募金活動」といった項目を挙げた。また同プロジェクトついては日本国内だけではなく世界の子供たちを視野に支援をしていきたいという。

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 会見で武尊は「僕は高校生のころ、格闘家になりたいという目標と同じように保育士になりたいという気持ちもあった。保育士の学校にも行っていた。昔から子供のために何かできることをやりたいという気持ちがすごくあった。僕は今、格闘技という形で子供たちにパワーを与えられたらいいなという気持ちでやっているんですが、プラス格闘技をやってきてたくさんのファンの人もでき、現役でやっている間に影響力もついてきた。今、このタイミングでこの影響力を生かせるものは何かと考えた時に、こういう慈善活動を僕がやることによってたくさんの人が協力してくれるのではないかと思った。僕一人だけではすべての問題の解決はできないと思うが、僕が活動することでたくさんの人が賛同してくれたり、協力してくれて、もっと大きなプロジェクトとしてこういう企画ができていけるのかなと思ったので、今回、タイガーマスクという力も借りて、こういう活動をもっともっと大きくしていけるというのがすごくうれしく思う」などとこれまで社会貢献活動を続けてきた理由と今回、7代目タイガーマスクとして活動していくに至った思いを語った。

 続けて「今、日本の養護施設を回らせてもらっているんですが、海外でも生活が貧しい地域がある。僕が行かせてもらったのはラオスなんですが、ラオスはアジアの中でも一番貧困といわれている国。僕が行った学校もそうなんですが、靴もはいてなかったり、服もボロボロだったり、舗装もされてないところで土にウイルスがいっぱいあるところでも裸足で歩いていたり。学校もなくて教育が受けられなくて、教育が受けられないことによって大人になっても仕事がないという、貧困が連鎖している現状を生で見てきた。僕は今こうやって活躍して、ある程度お金を持っているからこういうことができるんじゃないかと思われるかもしれないが、向こうの賃金とかお金の現状を見ると、全然一般の方でも協力できるような額でいろいろな問題が解決できる。そこの学校の先生の話だと日本円で1万5000円くらいの給料で先生をやっている。でもそれも払われない先生もいる。それで先生が少なくて、子供が学べないという現状を聞いた。そういう1食外食を我慢すれば払える額のお金でもできることがあるというのは実際に行ってみて知った」と自らがラオスで見てきたこと、感じたことを語った。

 そして改めて「僕も自分でこのプロジェクトをどんどん大きくしていきたいんですが、僕一人だけではできない。僕のファンの方や賛同してくれる方がいたら、みんなで力を合わせて、こういう恵まれない…恵まれないというより生活に不安があるような子供たちを助けることができたり、世界中の子供たちの生活をもっとよくできるようにしていけると思う。今回、このプロジェクトを発表していただいたことで、賛同してくれる方がおられたら、みんなで一緒にプロジェクトを盛り上げて、たくさんの子供たちに、夢とか希望とかを持って夢に向かえる環境を作ってあげたいなと思っています」などと呼びかけた。

 
   

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