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岡田麿里監督「アリスとテレスのまぼろし工場」、キャストの榎木淳弥 × 上田麗奈 × 久野美咲によるトークとともに特報映像など解禁

キネマ旬報WEB

 

5月21日(日)にアニメーションスタジオMAPPAのイベント〈MAPPA STAGE 2023〉が開催され、岡田麿里の「さよならの朝に約束の花をかざろう」に続く監督第2作「アリスとテレスのまぼろし工場」のステージが展開。メインキャストを榎木淳弥、上田麗奈、久野美咲が務めることが発表され、3人のトークとともに特報映像とティザービジュアルが解禁された(映画は9月15日より全国公開)。

 

▲左から上田麗奈、榎木淳弥、久野美咲

 

MAPPAの大塚社長の「岡田監督の作りたい世界を徹底的に追求した作品を作りたい」という思いで制作が決まった本作。物語は「ある日突然起こった製鉄所の爆発事故により出口を失い、時まで止まってしまった町」が舞台となり、住人たちはいつか元に戻れるように“変化”を禁じられてしまう。

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そんな閉ざされた世界で退屈な毎日を過ごす中学3年生、菊入正宗を演じる榎木は「正宗は14歳で時が止まっているという状態なので、退屈さや変化してはいけないこと思うところがあって、鬱屈したところからスタートしていく。睦実や五実と関わることでどう変化していくのか…ネタバレしそうで本当に怖い…!」と恐る恐る役どころを説明しつつ、「めちゃくちゃ濃厚な作品に仕上がっていると思います!」と自信を見せる。

正宗にとって気になる存在で、少し大人びた同級生の佐上睦実を演じる上田は「睦実はミステリアスな少女。この町のルール、“心を動かしてはいけない” “変化があってはいけない”という中で人一倍、“動かしてはいけない”と思っているキャラクター。なぜ、そこまでルールを守っているのか?本当の気持ちはどこにあるのか?探りながら観ていくと、より面白く観ていただけると思う。そんな絶妙なキャラクターになっている」と興味を煽る。

突如現れた感情剥き出しの少女・五実を演じる久野は「言葉も話せないですし、野生の狼みたいな正体不明の…話せる内容が限られていて、何言ってもダメな気がする(笑)」と戸惑いつつ「正宗と睦実が五実と出会ってどう変わるかが重要なポイント」と、物語の鍵を握る存在であることを示唆した。

榎木は「3人とも主人公みたいな、3人の成長が描かれていく作品」と説明し、上田は「皆さんのお芝居の爆発力がとんでもない!」と榎木と久野を称賛。「物語やキャラクターの成長を表現するお二人の爆発力はこの作品の見どころになるんじゃないかなって思ってます」と続けると、榎木は「上田さんも凄かったですよ!」、久野は「あんな麗奈ちゃん初めて見た!」と興奮気味に返す。さらに榎木は「人間と向き合う作品だから、アフレコの時に3人でトライアングルになって、お互いを見ながらバチバチにアフレコした。楽しかった思い出がある」と振り返る。

続いて岡田監督のメッセージが読み上げられ、岡田監督の質問にキャストが回答するコーナーへ。

五実との類似点を問われた久野は「ここ最近は自分の本能というか思いのままというか、衝動的に行動しちゃっている瞬間がある。野性味の強いキャラクターなのでそういった部分で重なるところはあるんじゃないかな?」と回答。すると榎木も久野に「野性味を感じる」と賛同し、「やっぱり飲み屋での姿が…」とアフレコ終了後の3人での初飲みで、久野がはじけていたことを暴露した。

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