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After the Rain、そらる、まふまふの二人がツアーファイナルのZepp Diverでより濃密でドラマチックなグルーヴを体現!

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「折り紙と百景」で流麗に楽曲の世界を美しく彩り、「夕刻、夢ト見紛ウ」では観客を楽曲の奥まで連れていくように全身から声を振り絞ると、ラスト1曲を残しまふまふはツアーについて“めっちゃ楽しかった。怖さもあったけど、始まってしまうとあっという間だった”と話す。そらるは“楽しかった。ひとりでたまアリだと広くて心細かった気がするから……ありがとうございます”とまふまふに感謝を告げ、“Zeppは何十回も立たせてもらっているけれど、今までよりも距離も声も近くに感じられたんですよね。その近さがちょっと怖くもあり、直にみんなの気持ちが届いているような感覚があって良かったです”と心境を明かした。“去年今年と桜を見ていないまふまふに、桜を見せてあげてください”と続けるとフロアのペンライトが桜色に染まり、本編ラストは「桜花ニ月夜ト袖シグレ」。ステージ両脇のミラーボールが回り出した瞬間は桜吹雪に包まれるようで、そのなかでふたりがお互いに視線を送る様子も、新しい季節を迎えるようなすがすがしさを纏っていた。

アンコールはツアーTシャツ姿で登場。「世界を変えるひとつのノウハウ」で観客とコールのかけ合いで楽しみ、「絶対よい子のエトセトラ」では《まんまるいせかいだもん》の歌詞に合わせてふたりが腕で円を作ると観客からも大きな歓声が湧いた。

“ライブは人生でいちばん疲れる2時間。やっぱり(観客の視線を浴びることで)体力を吸われるんだろうな”と語るそらるに、まふまふが“でもライブでしか得られない栄養がありますよね”と返すと、そらるも“そうだね。体の疲れと引き換えに、心の栄養を得ている”と頷く。心地よい疲労感を抱えるふたりの様子からも、約4年ぶりの制限のないライブがかなり充実した時間だったことが窺えた。

「テレストリアル」を鮮やかに歌い上げると、ツアーを締めくくったのは「彗星列車のベルが鳴る」。ふたりの呼び掛けによりフロアからも盛大なコールが起きる。まふまふは曲中で“本当に楽しいツアーだったよ!”や“最高の思い出をありがとう!”など何度も全身で感謝を伝え、そらるも“楽しかったです。ありがとう”と手を振った。その後バンドメンバーと手をつないでマイクを通さず礼を言うと、“やりきったー!ありがとう!もう声出ないわ!”と叫ぶまふまふに、そらるがクールな口調で“声出てるよ”と笑う。“続きはインターネットか次のライブで”と言い残し、ふたりは軽やかな足取りでステージを後にした。

会場を出ると、開演前に地面を濡らしていた雨はすっかりやんでいた。そんな初夏の夜空を眺めながら、冬を越えて春を迎える“春音”と、雨上がりの“After the Rain”がファイナルで美しく結実したような気がした。MCでそらるはまだ今年中にAtRとしての動きがある旨を明かしたり、まふまふは話の流れで10年後もライブに来たいと思う観客に挙手を求めるなど、自然体の佇まいのなかで“未来”をイメージさせる発言も多かったツアーファイナル。“雨降って地固まる”を体現したAtRがどんな季節を描いていくのか、その先に思いを馳せた。

SET LIST

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01. セカイシックに少年少女
02. アイスクリームコンプレックス
03. 負け犬ドライブ
04. 10数年前の僕たちへ
05. 夏空と走馬灯
06. わすれられんぼ
07. ナイトクローラー
08. 恋の始まる方程式
09. モア
10. アイスリープウェル
11. 四季折々に揺蕩いて
12. 1・2・3
13. ネバーエンディングリバーシ
14. ロキ
15. 脱法ロック
16. 折り紙と百景
17. 夕刻、夢ト見紛ウ
18. 桜花ニ月夜ト袖シグレ

ENCORE
01. 世界を変えるひとつのノウハウ
02. 絶対よい子のエトセトラ
03. テレストリアル
04. 彗星列車のベルが鳴る

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2023年5月24日

提供元: DI:GA ONLINE

 
   

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