ザルツブルクでは珍しい30代プレイヤー
オーストリアのザルツブルクといえば、育成に定評あるクラブだ。過去には南野拓実やアーリング・ハーランドもプレイしており、育てた選手を積極的に5大リーグへ送り出していくのがザルツブルクの方針でもある。
そのためチームは常に10代から20代前半のプレイヤーで構成されているのだが、そんな若手集団の中で戦い続けるベテランプレイヤーがいる。
左サイドバックに入るアンドレアス・ウルマー(37)だ。
オーストリア・リンツの出身であるウルマーは、2009年からザルツブルクでプレイしてきた。在籍年数は10年を超え、これまで通算562試合をこなしている。
今季ザルツブルクでゲームに出ている30代のフィールドプレイヤーはウルマーのみであり、若手だらけのチームで大ベテランのウルマーはよく目立つ。
それでもクラブはウルマーを重要視しており、5月には契約を1年延長した。今後はクラブのコーチに就任するプランもあるようで、オーストリア国内リーグ12回制覇、国内カップ9回制覇の実績からザルツブルクのレジェンド的存在となっている。
今季も主力としてプレイしており、ザルツブルクでのベテランの旅はまだまだ続きそうだ。