
今回紹介するのは、Instagramユーザー@temotemoraiさんの愛犬・らいちゃん(取材当時1才/秋田犬)、ててくん(取材当時2才/柴犬)、ももちゃん(取材当時2才/柴犬)。
こちらの動画は2022年3月に投稿されていたもので、らいちゃんを家族に迎えて1週間ほどが経過した頃に撮ったものだそう。
2頭の先住犬・ててくんとももちゃんは、ぐっすりと眠っている新入り犬・らいちゃんのことを見つめています。らいちゃんのことを見守る2頭の姿がとても微笑ましいですが、ててくんが途中で「ウーッ」と唸ってしまいました。
「静かに!」

すると、ももちゃんは「シーーーッ! 静かに」とでも言うかのように、ててくんのことを止めようとしたのです。
「らいちゃん、起きてないよね?」と心配するかのように、らいちゃんのことを覗き込むももちゃん。3頭の犬の可愛らしいやりとりの瞬間をおさめた動画に、キュンとしてしまいます!
当時の様子について、飼い主さんに話を聞いた

飼い主さんに話を聞くと、ちょうどこの頃はらいちゃんを少しずつケージから出して慣れさせており、みんなで遊ばせるようになっていたのだとか。
あの日、らいちゃんはももちゃんと遊んでいたそうですが、疲れて寝てしまい、その後にあのような光景が見られたそうです。
3頭の様子を見守っていた飼い主さんは、当時のことをこのように振り返ります。
飼い主さん:
「もーちゃんは最初かららいちゃんに興味津々でしたが、ててはらいちゃんが近寄ることも嫌がり、最初からずっと警戒していたので…正直、ててがらいちゃんを受け入れてくれるか心配でした。でも、もーちゃんが間に入ってくれて、少し安心したことを覚えています」
その後、3頭はすぐに仲良しに!
最初の頃はらいちゃんを警戒していたててくんですが、数日後にはらいちゃんの顔や耳をペロペロなめるようになり、受け入れてくれたのだそうです。すっかり仲良しになった3頭は、毎日賑やかなやりとりを繰り広げているといい、飼い主さんは「毎日運動会、動物園状態です(笑)」と話していました。
らいちゃんは1才に! どのようなコに成長した?

先住犬の2頭と良い関係を築き、2頭の姿を見ながらいろいろなことを学んでいるという、らいちゃん。飼い主さんはらいちゃんの様子を見ていると、「たぶん、自分のことを“柴犬”だと思っている」と感じるそう。
そんならいちゃんは、あっという間に先住犬の2頭よりも体が大きくなり、現在1才になりました。らいちゃんはどのようなコに成長したのでしょうか。
飼い主さん:
「パピーの頃は犬、人問わず誰にでも喜んでご挨拶をしていたらいちゃんですが、1才になると初対面の人や犬のことを見てじっと考えたり、一歩下がったりと『おとなの一面』が出てきたように感じます。
また、遊び方が上手になり、家では先住犬のもーちゃんとしょっちゅう“ワンプロ”をしていますが、ほかのコに対してはその勢いでは行きません。
特に小型犬のコがよく寄って来てくれるのですが、らいちゃんは穏やかに優しく遊んでいて、成長したなと実感しています」
おとなになったらいちゃんですが、先住犬2頭との関係性は小さい頃から変わらないとのこと。
らいちゃんは、ももちゃんのことをしょっちゅう「遊ぼう!」と誘っているようですが、ててくんに対してはしないのだとか。飼い主さんは3頭のやりとりを見ていると、「らいちゃんは、ててのことは“ボス”だと思っているのかもしれない」と思うといいます。
そんな3頭の変わらない関係性を見て、飼い主さんは毎日ほっこりしているそうです。
「3頭は私の生きる活力」
3頭の愛犬と楽しい日々を過ごしている飼い主さん。愛犬たちの存在について、こう話していました。飼い主さん:
「仕事から帰って来たときに窓際で出迎えてくれる姿や、玄関で勢揃いで喜んでくれる姿は、何ものにも代えられないです。見た瞬間、本当に疲れが吹っ飛びます。
『このコたちのためにも、私が健康でいなければと』と、まさに一心同体の気持ちです。このコたちは、私の生きる活力ですね!」
写真提供・取材協力/Instagram(@temotemoraiさん)
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文/雨宮カイ