飼い主さんの帰宅を玄関で待つ犬・待たない犬の割合はおよそ半々
今回のアンケートでは、飼い主さんの帰宅を玄関で「待つ派」が「待たない派」を若干上回ったものの、おおよそ五分五分という結果に。そこで、「待つ派」と「待たない派」、それぞれの犬の行動について飼い主さんに聞いてみました。飼い主さんに聞いた、玄関で「待つ派」「待たない派」それぞれの行動…玄関で待つ派

「玄関の方を向いてお座りして待っている」
「しっぽを振りながら、玄関に設置した柵につかまり立ちをしている」
「帰ってきたー! といつも振らない尻尾をふりふり。その後、家族全員に飛行機耳になり待っていたアピールの後、買ってきた買い物袋に頭を突っ込みニオイ確認が一連の流れ」
「車のバック音を聞いて玄関まで来てくれて、姿が見るまで吠えまくりです」
「車の音が聞こえるなど、帰宅に気づいたら、玄関先のゲートの前でお座りして待っている」
「主人から帰るコールがあると玄関マットの上でお座りして待っている」
「鍵を回すところで帰ってくるのが分かるようで、その音が聞こえると玄関先に走ってきて出迎えてくれて、そのあとはずっとおやつやおもちゃを見せてくれる」
玄関で待たない派
「ソファで寝ていることが多い」「リビングで寝ています」
「クッションの上で、首だけ上げて帰ったのを確認するだけ」
「お留守番の時はケージで待っているので尻尾をふりウロウロしながらはやく開けてー! となっています」
「部屋に居て玄関に来れないようにしてます。部屋のドアの前に待ってます」
「ひとりでボールで遊んでいたり、ケージの中の自分のベッドで熟睡していたり、ひとり隠れんぼしたり、運動会していたり。基本、家族が帰ってきても100%無視です。信頼されている証で嬉しいですが、一度でいいから尻尾ふりふりしながら玄関で待っていてほしいなと思います」
玄関で待つ・待たないは、状況によって変わることも
日によって玄関で待つ・待たないが変わる犬も「玄関で待っている時とリビングに座って玄関を見ている時があります。玄関で待っている時は玄関ドアを開けると目の前に立っています」
多頭飼いで、犬によって待つ・待たないの行動が分かれることも
「多頭飼いですが、1頭は決まった場所で伏せて待っている。もう1頭は自分の寝床から決して動かずシッポ振って待っているタイプ」【獣医師解説】玄関で待つ・待たない、それぞれの行動の理由
――ここからは、獣医師の岡本りさ先生にお話を伺いたいと思います。飼い主さんの帰りを玄関で待つ犬・待たない犬がいますが、それぞれの行動にはどのような理由があるのでしょうか?岡本先生:
「飼い主さんを玄関で待つ犬は、少しでも早く飼い主さんに会いたいから・待っていたら会えるという期待感からの行動だと思われます。一方、玄関で待たない犬は、そもそもマイペースなコや、その場で待っていても飼い主さんが帰宅し、構ってくれるだろうという安心感からの行動だと思われます」
飼い主さんの帰りを玄関で待つ犬・待たない犬、それぞれの個性が伺えますね。みなさんの愛犬は、どちらのタイプですか?
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
取材・文/寺井さとこ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。