Twitterユーザー@tony911meowさんの愛猫・トニーくん（取材当時2才）は保護猫でした。こちらの写真は保護主さんが撮影した一枚で、撮影当時のトニーくんはまだ生後3週間ほどとのこと。
2年前の真夏の暑い日に、トニーくんと妹猫は保護主さんの車のボンネットの中に入り込んでいたといい、ニャーニャー鳴いていたところを助けられたのだそうです。
運良く保護されたトニーくんは、のちにご縁があって飼い主さんの家に迎えられました。「あのとき、もし誰にも気づいてもらえずにずっとボンネットの中にいたら…」と思うと、助けられて本当によかったです。
飼い主さんご家族のもとで幸せに暮らしている、トニーくん。飼い主さんはトニーくんとどのようにして出会ったのでしょうか。飼い主さんに詳しいお話を聞きました。
猫と暮らす計画を立てていたときに、トニーくんのことを知った
トニーくんが保護された頃、飼い主さんご家族はちょうど猫と暮らす計画を立てていたそう。猫をお迎えする準備をするなかで、保護猫カフェから猫をお迎えする選択肢があることを知り、近くの保護猫カフェに足を運んだのだとか。そこのオーナーさんと話をするなかで、トニーくんのことを知ったといいます。
飼い主さん：
「『近々うちに来る予定の元気な黒猫くんがいるのですが、会ってみませんか？』と、オーナーさんに提案してもらったんです。それがトニーでした。そこの保護猫カフェにはずっとのおうちを探している猫たちがたくさんいて、トニーは入店までの順番待ちをしていたようです」
その後、飼い主さんはトニーくんと保護主さんに会いに行きました。初対面なのに人見知りせずに飼い主さんの手からおやつを食べてくれたことや、物怖じしないところなどに惹かれて、飼い主さんはトニーくんをお迎えすることを決めたようです。
生後1カ月のトニーくんをお迎え！
生後1カ月のトニーくんを家に迎え、飼い主さんご家族は待望だった猫との暮らしをスタートさせました。最初の頃はまだよちよち歩きだったトニーくんは、いつの間にかイスに登れるようになったり、テーブルにジャンプできるまでになったそう。また、階段を駆け上がるようになったりと、トニーくんは身体的な成長に伴いできることがどんどん増えていきました。
そんなトニーくんは、好奇心旺盛でかなりのやんちゃ坊主。飼い主さんは、トニーくんの保護主さんから「やんちゃすぎて手に負えないこともあるかもしれない」と聞いていたそうですが、その言葉通りだったそう。イタズラをすることもあったといい、トニーくんから目が離せない時期もあったといいます。
飼い主さん：
「トニーは気になったものは何でも口に入れてしまうところがあり、誤飲で病院にお世話になったこともあります。トニーには大変な思いをさせてしまったので、そのことをきっかけに『もっと飼い主が猫の視点で環境を整えないと』と思いました。トニーにとって安全で快適な環境を作ろうと、さまざまなことをトニー目線で考え、部屋作りに取り組みました」
甘えん坊なところが可愛い
飼い主さんご家族に見守られながら、健やかに成長していったトニーくん。性格はとても甘えん坊だといい、就寝時は必ず飼い主さんたちのそばに来て寝たり、布団に潜ってきたりするそう。飼い主さんが帰宅したときにはお出迎えをしてくれて、「なでて！」と言わんばかりにすり寄ってくる姿がたまらなく可愛いのだとか。ときにはヤキモチをやくこともあるそうですが、そんなトニーくんの姿が「愛おしい」と、飼い主さんは言います。
飼い主さん：
「私が夫とふたりで食事をしていると、トニーは自分に興味が向かないことが気に食わないのか、わざとイタズラをして私たちの気を引こうとしてきます。そのようなときは、トニーにかまいながら食事をしたり、夫に別の部屋に移動してもらっています（笑） 私たちは、常にトニーファーストの生活を送っています」
トニーくんとの出会いに感謝する日々
トニーくんと暮らし始めて、2年が経過しました。トニーくんは何気ない毎日を彩ってくれるといい、飼い主さんは「ありがとうの気持ちでいっぱいです」と話します。飼い主さん：
「私はずっと動物と生活することが夢でした。動物と暮らす楽しさも嬉しさも大変さも、すべてトニーが教えてくれている気がします。これからも変わらずに毎日大好きを伝えて、一日でも長く一緒に笑っていられるように、トニーの健康を第一に考えながら過ごしていきたいです」
写真提供・取材協力／Twitter（@tony911meowさん）
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文／雨宮カイ
