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どこかで見た…?いろんな要素満載の戦車バトルゲーム『Wee Tanks!』は可愛らしい見た目に歯ごたえ抜群の遊び場だった【プレイレポ】

Game*Spark

今回はStudio Kitが、2023年5月17日にSteamにてPC(Windows/Mac/Linux)向けにリリースしたどんちゃん騒ぎ戦車ゲーム『Wee Tanks!』をご紹介したいと思います。

『Wee Tanks!』とは?
本作は、積み木やおままごとのような世界を舞台に可愛らしい戦車を操縦して様々なステージをクリアしていくアドベンチャーゲーム。木材の手触りを感じさせてくれるグラフィックデザインに牧歌的なBGMが合わさって、のんびりプレイするタイプの作品なのかな?と思いきやどっこい、結構な激戦が繰り広げられる面白さがありました。キャンペーンモードの100ステージを楽しむも良し、チャレンジに挑むも良し、自分だけのステージを作って遊ぶも良しな幅のあるプレイフィールも個人的に好感度が高いポイント。

2022年に早期アクセスが始まり、プレイヤーのフィードバックを入れながらアップデートを繰り返し、今回製品版リリースとなった本作。どこかで見たような……「見下ろし型のマップでポップな戦車でバトル」……ゲームシステム的にはスマホアプリ等でもお馴染みではありますが、ここではどのような味付けになっているのか……最大16人対戦可能なマルチプレイもありますが、今回はシングルプレイを中心に早速やってまいりましょう。

操作・設定・言語
本作の操作系はマウス&キーボードに対応。コントローラーも接続自体はできましたが、ストアページの「部分的にコントローラサポート」という表記にある通り完全な操作ではなかったので、今回はマウス&キーボードを使用してプレイしています。

その他グラフィックなどゲームシステムに関わる部分の設定は細かいところまで調整が可能。ただし音量については、筆者の環境だけかもしれませんが、デフォルトのままだと音量が小さすぎたため、マスターボリュームごと大きくする方へ調整しています。

また言語は日本語にも対応済み。若干というか大分怪しい箇所がいくつかありますが、プレイ進行に悪影響が出ることはありませんでした。個人的には、この気の抜けた感じは結構好きだったり。

本編開始
さて始まりました『Wee Tanks!』、タイトル画面はいたってシンプルですが、それぞれの項目からアクセスできるものは多いです。プレイからは、キャンペーン/チャレンジ/サバイバル/マルチプレイといった4つのゲームモードが選択可能。

「キャンペーン」では100あるステージを順番にクリアして最終ボスの撃破を目指し、「チャレンジ」では特別に用意されたステージに挑戦、「サバイバル」は迫り来る敵の攻撃をしのぎ、「マルチプレイ」はローカルでは最大4人、オンラインでは最大16人でタンクバトルを楽しめます。

「マップ」は、小~特大のサイズ範囲で自由に編集できるマップエディターモードのこと。自分だけのオリジナルステージを作ることができ、配置するオブジェクトなどは、キャンペーンなどで稼いだ経験値やアンロックで新しく入手することができます。

「エクストラ」ではプレイ実績、統計、それによって得られるアンロック要素、スタッフクレジットが確認できますね。なお「私のアカウント」からは、戦車自体のカスタマイズやタンキー町(後述)への移動などが行なえます。

キャンペーンをやってみよう
とりあえずパッと見ただけでも結構な情報量です。とはいえゲームの基本はキャンペーンモードにあり……まずは小手調べで難易度「幼児」でやってまいりましょう。ちなみに難易度最強の「おじいちゃん」にすると登場する敵戦車の数が大きく増えました……!

さて幼児の第1ステージが始まりました。積み木で囲われたマップで、中央が落とし穴(?)で区切られており、ターゲットである敵戦車はその障害物の後ろに隠れてじっとしています。

習うより慣れろということであれこれキー操作して動き回る筆者。ダッシュもできるので回避行動も問題無さそう。マウスは照準と射撃を兼ね備えているので操作が楽ですね。ところでこのスペースキーを押すと地面に設置される「白い丸」は何でしょうか?

地雷だったようです(辞世の句)

地雷は時間経過で爆発、または射撃によって起爆が可能。一部ブロックも破壊できるので、敵の裏をとるような動きもできる優秀な装備ですね。先程は爆発四散してしまいましたが、キャンペーンには残機がいくつか用意されているのでめげずに次へいきましょう。

落とし穴は乗り越えることができませんが、しかし直接砲撃可能な位置には敵がいない……さてどう攻略するか。とりあえず壁に向かって一発撃ってみたところなんと1回まで跳弾することがわかりました。

ということはビリヤードの要領でここを狙えば……

見事撃破。

難易度を上げない限りは、序盤ステージはチュートリアルの側面が強いかもしれません。とはいえ敵戦車は意外とちょこまか動いてきますし、こちらの不意を突いた跳弾で仕留めにかかってくるので意外と油断ができなかったり。

ステージが進むに連れて敵がロケット砲などの特殊兵装を使い始めます。筆者の場合、たいていそこで「なにそれ!?」と初見殺しの憂き目に合うのがパターンですな。

個人的に好きなギミック(?)は、ステージが進む毎に少しずつ朝昼晩といった時間が流れていくこと。面白いのは視点は変わっていないのに、光と影のさし方ひとつで見た目の印象がガラッと変わり、自分の位置取りが一瞬混乱することです。こういう飽きさせない工夫は良いものですね。

というわけでボス戦です。10ステージ目なので、このボスを超えたらチェックポイントがアンロックされ、同じ難易度を選ぶ限り、以降はこの10ステージからゲームを始めることができます。チェックポイントは10ステージ間隔で用意されていますね。

いやしかしボスだけあって非常に硬い!一発当てれば撃破とはいかず、体力ゲージを削り切るまで撃ち込む必要があります。幸いこちらもある程度連射できますが、その分自分の跳弾にやられるリスクも上がってくるので……

上がってきたので!!!(辞世の句)

とりあえず途中でやられてしまっても経験値や何かしらのアンロックはされるので、前向きに考えていきたいと思います。

タンキー町へ行こう!
さてさて記事冒頭において少し触れた「タンキー町」。ここは一体何なのか……ちょっと見てみましょうか。

なんと戦車達が暮らす小さな町だったようです。自機を操作してあちこち探索してみます。

町にはこういった店舗などの施設があり、これまでの戦いで稼いだ「Marbles(ビー玉/おはじき)」などを使用して、マップエディタ用の素材や、戦車のデザインを購入することができます。

バリエーションもなかなかに多いですね。全部集めるにはいったい総額いくらかかるのか……。

ところでタンキー町は戦車の町なので、自分以外にも小さな戦車たちが暮らしています。上記の画像も鳥のさえずりが風と共に草木を撫で、穏やかな昼下がりを感じさせてくr……不穏な照準マークが見えていますね。

街中でも射撃は可能で、不運にもその流れ弾に当たってしまった住民戦車は木端微塵になってしまいます。たちまち画面は紅く染まり、左上にどこかで見たことのある星マークがつきます。

そして登場するサイレン回した警察っぽい戦車。なんですか私が悪いってんですか。警告もなしに発砲とは……こうなったらこちらも応戦です。

さあ反撃開始だ!(辞世の句)

おわりに
まさか息抜きに訪れたタンキー町で警察戦車とのカーチェイス(?)が始まり、生き残りをかけた大立周りになるとは思いも寄りませんでした……!

戦車を動かして射撃をするというシンプルなシステムでありながら、しっかり用意されたゲームモード、バリエーション豊かな収集要素などなど、深く遊べるようデザインされている本作。今回はシングルプレイのみでしたが、フレンドなど人数が増えるほどよりカオスなドタバタ騒ぎができそうな予感もさせてくれますね。

タイトル:『Wee Tanks!』
対応機種:PC(Windows/Mac/Linux)
記事におけるプレイ機種:PC(Windows/Mac/Linux)
発売日:2023年5月17日
著者プレイ時間:2.5時間
サブスク配信有無:記事執筆時点においては、無し
価格:1,010円(2023年5月24日まで808円のセール中)
※製品情報は記事執筆時点のもの

スパくんのひとこと
タンキーの町でまさかあそこまで大暴れできるとは思わなかったスパよ!
 
   

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