2005年から5回もW杯に挑戦してきた
ワールドカップ・ベスト16の壁は想像以上に厚い。それは日本サッカー界もよく知るところだが、その壁に挑み続けてきたのがメキシコ代表MFアンドレス・グアルダードだ。
2005年にメキシコ代表デビューを果たしたグアルダードは、これまで通算181試合に出場。ワールドカップは昨年のカタール大会を含め5回参戦してきた。
しかし、2006年のドイツ大会はベスト16で延長戦の末アルゼンチンに敗北。2010年の南アフリカ大会は同じくベスト16でアルゼンチンに1-3で敗北。2014年のブラジル大会はベスト16でオランダに土壇場で逆転を許して1-2の敗北。
2018年のロシア大会はベスト16でブラジルに0-2で敗れた。そして昨年のカタール大会は、グループステージ敗退だ。
メキシコに関しては疑惑の判定などもあり、ギリギリのところでベスト8行きを逃してきた印象が強い。メキシコの場合は過去に2回ベスト8に進んだことがあるが、1994年大会以降はベスト16の壁を突破できずにいる。
米『ESPN』によると、2006年から5大会を経験してきた37歳のグアルダードは代表を退く意向だという。
メキシコ代表通算181試合出場は同国歴代最多であり、紛れもないレジェンドだ。ベスト8の領域に辿り着けなかったことには悔しさもあるだろうが、グアルダード抜きではベスト16進出が実現しなかったとも言える。