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【オークス】末脚重視のレース、二冠は目前 東大HCの本命はリバティアイランド

SPAIA

牝馬三冠、第二関門

日曜日、東京競馬場でGⅠオークスが行われる。桜花賞馬リバティアイランドに加え、そのリバティアイランドから0秒2差の2、3着に健闘したコナコーストとペリファーニア、クイーンC勝ち馬ハーパー、未勝利勝ち直後のフローラSで2着に入ったソーダズリングなどが出走を予定している。

桜花賞での4コーナー16番手からの差し切り勝ちというパフォーマンスから、否が応でもリバティアイランドに注目が集まるこの一戦だが、果たして素直に信頼をおくべきなのか。今週も過去10年のデータとともに検討する。

末脚が必須


【オークスの脚質別成績(過去10年)】
逃げ【0-0-0-10】勝率0.0%/連対率0.0%/複勝率0.0%
先行【1-5-1-30】勝率2.7%/連対率16.2%/複勝率18.9%
差し【7-3-9-62】勝率8.6%/連対率12.3%/複勝率23.5%
追込【2-2-0-45】勝率4.1%/連対率8.2%/複勝率8.2%

オークスは過去10年で4角5番手以下からの差し切りが実に9度を数える。上がり3F最速だった馬の成績も【7-3-1-2】連対率76.9%と圧倒的で、まずはとにかくキレ味のある馬に注目したいところだ。この点、リバティアイランドはキャリア4戦全て上がり3位以内をマークしており、特に新馬戦の31秒4、桜花賞の32秒9という数字は強いインパクトを与える。3番人気以内に推された馬が4角5番手以下なら【8-3-5-8】勝率33.3%、複勝率66.7%と好走率が高く、やはりリバティアイランドの軸は揺るがない。

対する4角4番手以内の先行馬は1勝2着5回。相手としてはここを要検討だ。昨年はスタニングローズが10番人気から2着に食い込み、20年はウインマリリン(7番人気)、ウインマイティー(13番人気)が2、3着を確保。近5年で馬券に絡んだ先行馬5頭の単勝人気平均は9.2、複勝配当は平均716円と妙味たっぷりだ。

ただし、この5頭中4頭は前走上がり3Fが3位以内、残るカレンブーケドールは前走スイートピーSで上がり5位タイながら、33秒1を計測していた。先行馬が唯一勝ったのは17年ソウルスターリングの例だが、この年は前半5Fが61秒7、上がり5Fが57秒8と、差が3秒9もある後傾ラップ。極端なスローペースからの上がり勝負となっていた。その中でソウルスターリング自身もメンバー中3位タイの上がり3F(34秒1)をマークしている。

直線の長い東京コース+桜花賞から一気に800m延びる2400m戦、という2つの条件変化が重なるオークスは、どの戦法をとるにしても終いの脚が求められることがわかる。

この点でピックアップしたいのはドゥアイズだ。札幌2歳SやクイーンCは道中前目で進めて好走していることに加え、阪神JFでメンバー中2位の上がり3F35秒4をマークしており、加速力もある馬だ。桜花賞はジリジリ追い上げてなんとか5着を確保するのが精一杯だったが、距離、コース形態が大きく変わって注目したいところだ。

名牝たちに並べるか

◎リバティアイランド
桜花賞で見せつけた走りからスケールの違いは明白。初の2400mでも不安要素はなく、むしろキレ味を存分に生かせそうな舞台であり、期待は膨らむばかりだ。東京コースでは昨年アルテミスSで2着に敗れているが、直線半ばまで進路が開かなかったため満足に追えず、外に持ち出さねばならなかったロスを考えれば度外視してよい。むしろよく2着に滑り込んだと言えるだろう。

単勝オッズは1倍台になることが想定されているが、21世紀に入ってからのオークスで単勝1倍台の人気を集めた馬たちの成績は【4-1-1-3】。勝ち馬にはシーザリオ(05年)、ブエナビスタ(09年)、アーモンドアイ(18年)、デアリングタクト(20年)と名牝がずらり並ぶ。この4頭に並べるか、刮目して見届けたい。

◯シンリョクカ
前走の桜花賞は6着に敗れたが、阪神JF以来の実戦で流れに乗り切れていなかった面も。今回は上がり33秒4、3馬身半差で新馬勝ちをおさめた東京に戻り、距離も延びる。また皐月賞との両睨みで調整せざるを得なかった前走とは異なり、今度はしっかりとターゲットを定めて調整でき、状態面でも万全。ガラリ一変に期待できるだろう。

▲ドゥアイズ
先行策で好走経験があるだけでなく、決め手も兼ね備えている。前々走のクイーンCまですべて馬券圏内に入っていたように安定感もある。桜花賞で初の馬券圏外となったものの、マイルは忙しすぎた印象で、こちらも距離延長は好材料とみてよい。最終追い切りでは栗東坂路を力強く駆け上がり、ラスト2F12秒6-12秒1を計時した。キャリア2勝目をGⅠ制覇で飾りたい。

△キタウイング
絶好の2枠3番を引けたことは大きい。キャリア7戦中6戦は上がり3F2位以内をマークしており、左回りも新潟2歳Sを勝っていて苦にしないだろう。東京芝2400mは桜花賞より適した舞台と言える。

以下ライトクオンタム、イングランドアイズまで印を回す。馬券は◎1着固定の3連単で勝負する。

▽オークス予想▽
◎リバティアイランド
◯シンリョクカ
▲ドゥアイズ
△キタウイング
×ライトクオンタム
☆イングランドアイズ

《ライタープロフィール》
東大ホースメンクラブ
約30年にわたる伝統をもつ東京大学の競馬サークル。現役東大生が日夜さまざまな角度から競馬を研究している。現在「東大ホースメンクラブの愉快な仲間たちのブログ」で予想を公開中。



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